TikTok（ティックトック）見るだけの利用は可能？危険性は？安全に見る方法も紹介
若年層を中心として、幅広い世代に利用されているTikTok（ティックトック）。「好きな芸能人がTikTokをはじめた」と興味を持っている方もいるのではないでしょうか？
しかし、一時はTikTokの利用を禁止した国が出るなど、ニュースなどで話題になったため、動画視聴したい気持ちを抑えている方もいるかもしれません。
この記事では、アカウント登録の危険性について紹介したうえで、TikTokを見るだけで利用する方法、TikTokの安全な使い方について解説します。おすすめのTikToker（ティックトッカ― TikTokで有名な人）についても紹介しますので、ぜひご覧ください。
目次
TikTok（ティックトック）は見るだけでも利用できる！
TikTok（ティックトック）は、数十秒から数分程度まで、短い動画をシェアできるサービスです。FacebookやInstagram、TwitterのようなSNSの1つで、特に若年層を中心に利用者を増やしています。
そんなTikTokは、見るだけならアカウントを登録しなくても利用できます。
アカウントを登録しない場合は一部機能が制限されてしまうものの、個人情報を登録する必要がないため、「TikTokを見るだけでも個人情報が流出しないか不安…」と心配な気持ちを抱えている方はご安心ください。
アカウント未登録でできること
TikTokを見るだけなら、アカウントが未登録の状態でも以下のことができます。
動画の閲覧、保存、共有
ほかのユーザーが投稿した動画を閲覧・保存（ダウンロード）できます。また、友だちなどに動画をシェアすることも可能です。さらに、通常の動画だけでなく、LIVE動画（LIVE配信による動画）も閲覧できます。
ユーザーやハッシュタグ、楽曲の検索
TikTokでは、アカウントが未登録であっても、ユーザーやハッシュタグを検索することができます。
また、TikTokには、動画に使用している楽曲（音楽）を指定して動画を検索する機能があり、同じ楽曲を使用している動画を一覧できます。
動画へのいいね
アプリ版のTikTokであれば、アカウント未登録の状態でも「動画のいいね」を行えます。
ただし、アカウント未登録の状態では、自分が「いいね」した動画を見返すことはできません。
動画の撮影、作成
TikTokでは、アカウントが未登録の状態でも動画の撮影や加工が行えます。
なお、撮影の際は、TikTok独自のエフェクトやフィルターなども利用可能です。
例えば、メイクフィルターを使用すると、美肌加工やファンデーション加工、小顔加工、目のサイズの調整など、嬉しいメニューが揃っています。
コメントの閲覧
TikTokではアカウント未登録の状態でも、コメントの閲覧が可能です。ユーザーが投稿した動画に対し、ほかのユーザーからどのようなコメントが集まったのかを見て楽しむことができます。
アカウント未登録でできないこと
TikTokの動画を見るだけなら特に困ることはありませんが、「芸能人の〇〇を追いたい！」など、特定のユーザーに関心がある場合はアカウントが無いと不便な思いをしてしまう可能性があります。
ここでは、TikTokのアカウントが未登録状態ではできないことをご紹介します。
ユーザーのフォロー
TikTokではお気に入りのユーザーをフォローすることで、相手が投稿した動画を見やすくなります。しかし、アカウントが未登録の状態だとユーザーをフォローすることができません。
コメントの書き込み
TikTokでは、ほかのユーザーが投稿した動画にコメントを書き込むことができます。
しかし、TikTokのアカウントが未登録の状態では、コメントの書き込みが行えません。
作成した動画の投稿、保存
TikTokのアカウントを未登録の場合でも、エフェクトなどを適用して動画撮影することが可能です。
しかし、作成した動画を投稿したり保存したりすることはできません。
動画のお気に入り（セーブ）登録
TikTokでは、お気に入り（セーブ）機能を使って動画をいつでも見直せます。
しかし、アカウントが未登録の状態だとお気に入り機能は使用できないため、気に入った動画を後で見直すことが難しくなります。
DMの送信
アカウントが未登録の状態では、他のユーザーにDM（ダイレクトメッセージ）を送ることはできません。そのため、コミュニケーションを楽しむことは難しいでしょう。
プロフィールの作成
アカウントがない場合は、TikTokのプロフィールを作成できません。プロフィールがあると、自分の名前やアイコンを設定したり、自己紹介を記載したりできます。
TikTokライブ
TikTokライブは動画をリアルタイムで配信、閲覧ができる機能です。アカウントがない場合、TikTokライブの配信と閲覧はできません。
なお、TikTokライブの配信機能はTikTokが定めた条件をクリアした人にのみ開放されています。
TikTokが定めた条件とは、
①年齢が16歳以上である
②TikTokが定めたフォロワー数の基準を超えている
③質の高いコンテンツを作成している
の3つです。②と③の条件の具体的な基準は公表されていません。
「アカウントを作ればすぐに配信できる」という訳ではないためご注意ください。
アカウント登録の危険性
若年層を中心にシェアを伸ばしているTikTokですが、安全面を不安視する声があるのも事実です。以前にはアメリカのトランプ元大統領がアメリカ国内での利用禁止措置を命じたり（2021年6月に、バイデン大統領がTikTokなどの利用禁止を撤回しています）児童の個人情報取得に関して違反が発覚したりと、個人情報のプライバシー面にいくつかの疑念が残っています。
プライバシーポリシーでは、TikTokで登録した個人情報は、サービス・決済・プロバイダ系を含み、TikTok系列の複数企業に共有されると記述されています。
過去には個人情報の特定に繋がるスマホのMACアドレスなどを収集していましたが、問題視されたあとは該当機能を削除。その後、外部の専門家にアプリ調査をさせる「トランスペアレンシーセンター」を設立するなど、透明性の向上に努めています。
しかし、現在でも位置情報の共有が可能であり、TikTokのアプリで位置情報が取得されているのも事実です。後述するアクセス権限を操作すれば、見るだけで利用している人の位置情報をTikTokに共有することを防げます。
TikTok（ティックトック）を見るだけで利用するならアプリが便利！
TikTokを見るだけなら、アカウントを登録しなくても利用できます。その際、ブラウザ版とアプリ版の2つを利用できますが、基本的にはアプリ版を利用すると便利です。
アプリとブラウザでできることの比較
ブラウザ版では、「いいね」をすることや、「コメント」を見ることができません。
アプリ版ならお気に入りの動画に「いいね」でリアクションしたり、ほかの人のコメントなどを閲覧できたりするため、動画視聴だけで利用する人でもTikTokのアプリ版がおすすめです。
また、アプリ版なら動画をダウンロードできるため、好みの動画も保存できます。どちらの機能もアカウントを未登録で利用できますので、TikTokを利用するならアプリ版を利用してみましょう。
アプリのダウンロードは危険？
アプリをダウンロードするだけであれば、個人情報の登録は必要ありません。そのため、TikTokのアカウント登録に比べてリスクを抑えられます。
ただし、いくつかの機能を利用する際、個人情報や位置情報、ファイルへのアクセス権を要求されるのも事実です。
個人情報やアクセス権はユーザーの許可を求めるポップアップが表示されるため、誤ってタップしないように注意する必要があります。
アクセスを制限して危険性を最小限に
アプリのダウンロード後、TikTokは情報のアクセス権限をユーザーに求める場合があります。基本的に、TikTokの動画を見るだけであれば、カメラや位置情報へのアクセス権限を許可する必要はありません。そのため、アクセス権限を許可してしまった場合は、アプリからのアクセスを制限してみましょう。
TikTokのアクセスを制限する方法は以下のとおりです。
まずは「設定」から「アプリ」をタップして、最近開いたアプリから「TikTok」を選択します。
次に、「権限」をタップ。アプリの権限の画面で「許可されているアプリ」の項目に表示される項目をタップしてください。ここでは「位置情報」をタップします。
こちらの画面で「許可しない」を選択してください。
以上で、アプリからのアクセスをすべて制限できます。これはGoogleやAppleの開発したシステム上で管理されているため、TikTokのアプリが制限以上にデータを違法取得する危険性を抑えられます。
見るだけのユーザーにもおすすめの人気TikToker（ティックトッカー）
TikTokは見るだけでも利用できるため、多くのユーザーが活用しています。なかには、TikTokで特に有名な" TikToker"（ティックトッカー）も存在します。
ここでは、「TikTokは見るだけ」という方にもおすすめの人気TikTokerをご紹介します。
Junya/じゅんや
じゅんやさんは、4,000万人のフォロワーを獲得しているなど、日本でもっともフォロワー数が多いと言われているTikTokerです。勢いのある内容で人を笑顔にする動画が多く、2億近い「いいね」を獲得した実績も話題となりました。
michael.jackton.official （マイケル.ジャクトン.オフィシャル）
michael.jackton.official さんは、有名歌手マイケル・ジャクソンのモノマネ動画を投稿しているTikTokerです。再現度の高い格好やコスチュームに、クオリティの高いダンスによって多くのフォロワーを獲得しています。
Buzz Magician Shin シン（バズ マジシャン シン）
Buzz Magician Shin シンさんは、クオリティの高い動画編集と綺麗な手さばきにより、人を惹きつける手品を披露するTikTokerです。800万近いフォロワーに向けて、マジック関連の動画を投稿しています。
景井 ひな（かげい ひな）
景井 ひなさんは、TikTokのアカウントを登録してからわずか10日の間にTikTokフォロワーを10万人以上集め、現在は1,000万人のフォロワーを得ていることでも知られるTikTokerです。ホリプロデジタルエンターテインメントの芸能事務所に在籍しており、同世代のユーザーを中心に人気を集めています。
Hinata（ひなた）
Hinataさんは、わずか14歳で250万人を超えるフォロワーを集めたTikTokerです。音源に合わせてリップシンク（口パク）をしたり、ダンスをしたりする動画が人気を集めています。現在ではTikTokだけでなく、YouTuberやモデル、子役など幅広いシーンで活躍しています。
Kizuna AI （キズナアイ）
Kizuna AIさんは、世界初のVtuberとして活動していた元祖バーチャル系YouTuberです。バーチャル技術を用いてアニメ的キャラクターがYouTuberとして活動する先駆けとなったほか、対応力の高さからNHKなどのテレビ番組にも出演した実績があります。現在はTikTokでも300万人を超えるフォロワーを集めているなど、立派なTikTokerです。
ミスターヤバタン
ミスターヤバタンさんは、ノルウェー出身のコメディアンで、日本のコメディアンになることを目標に活動しています。TikTokでは140万人を超すフォロワーがいるほか、InstagramやTwitterなど幅広いSNSで活動しているTikTokerです。
BM英会話
BM英会話は、ネイティブなカナダ人が使う英語を日本人向けに解説するTikTokerです。Youtubeでも活動しており、幅広いシーンから単語一つひとつの使い方や意味をわかりやすく解説しています。ネイティブな英語を学びたい日本人を中心に人気を集めています。
Zach King（ザック・キング）
Zach Kingさんは、動画編集を用いて摩訶不思議な動画を次々と制作している映像作家です。ひと目見ただけでは分からない動画をいくつも投稿しており、何度も見返されるため各動画の視聴回数も多くなっています。
TikTok（ティックトック）で話題のショート動画を楽しもう♪
TikTokは数十秒から数分程度の動画をシェアできるSNSです。若年層を中心にユーザーを集めており、さまざまな動画コンテンツが共有されています。
「TikTokを利用したいけど個人情報の流出が心配…」という声もありますが、TikTokの動画を見るだけならアカウントを登録せずとも利用することが可能です。そのため、個人情報が流出するリスクも抑えられます。
アカウントが未登録でも、TikTokのアプリ版なら「見るだけ」「コメントを見るだけ」「動画を保存するだけ」といった対応もできます。
近年では第三者機関を挟んで透明性を図るなどポリシーの改善に努めているようですので、もし気になる方はこの機会に、まずは「見るだけ」でも利用してみてはいかがでしょうか。