Androidスマホのスクリーンタイムの使い方!設定方法・効果を解説

お子様にスマホを持たせる際、「スマホゲームに熱中しすぎないか不安」「危険なアプリを利用しないか不安」など、心配事が出てくるかと思います。
上記のようなお悩みをお持ちの方にお勧めなのが、「スクリーンタイム」の活用です。スクリーンタイムでは、スマホの利用状況を確認できるとともに、アプリの使用制限をかけることができます。
この記事では、Androidスマホのスクリーンタイム(Androidの場合は「Digital Wellbeing」という名称)の設定方法を中心に、機能の仕組みや特徴を分かりやすくご紹介しています。スクリーンタイムを設定する際にぜひご活用ください。
目次
スクリーンタイム(Digital Wellbeing)とはどんな機能?
スクリーンタイムとは、スマホの使用時間や認証ロックを解除した回数をチェックしたり、アプリの使用制限をかけたりできる機能のことです。TwitterやInstagram、LINEなど、アプリごとの使用時間をスクリーンタイムによって確認できます。
スクリーンタイムでアプリの使用時間に制限をかけることにより、「Twitterは30分まで」など、使用時間を細かく設定できます。
スクリーンタイムを使ってお子様のスマホの使用制限を設定するのはもちろん、自分がスマホを使いすぎないための抑制にも使えます。なんとなくスマホに使っていた時間を有効活用でき、仕事や勉強などの効率を高められます。

スマホの使用状況を確認できる
Androidでは「Digital Wellbeing(デジタル ウェルビーイング)」という機能によって、スマホの使用状況を確認できます。確認画面に進む手順は以下の通りです。
なお、ここでは検証用のスマホとして「arrows We F-51B」を使用していますが、端末によって操作手順がことなる可能性がある点にご注意ください。
・「設定」アプリを開く

・「Digital Wellbeingと保護者による使用制限」をタップする
Android ™ 11以前の機種をご利用の場合は、「Digital Wellbeing」という項目をタップしてください。

・Digital Wellbeing ツール項目で利用状況を確認する
Digital Wellbeingの項目を開くと、1日のスマホの使用状況が表示されます。また、通知数やロックを解除した回数も確認可能です。

・詳細な使用状況を確認する場合は「ダッシュボード」をタップする
ダッシュボードでは「1日でアプリを何分間(何時間)使用しているのか」「アプリを何回開いたのか」など、より細かい使用状況を確認できます。

・表示されたアプリのアイコンをタップすることで、1週間分の使用時間が確認できる
各アプリの項目をタップすると、1日だけではなく、1週間分のアプリの使用状況が表示されます。

Androidのスクリーンタイム(Digital Wellbeing)の設定方法
お子様のスマホにスクリーンタイムを設定する手順をキャプチャ画像付きで解説します。
詳しい設定手順は以下のとおりです。
・「設定」アプリを開く

・「Digital Wellbeingと保護者による使用制限」をタップする

・「保護者による使用制限を設定する」をタップする
画面をスワイプして下に移動すると、「保護者による使用制限を設定する」の項目があります。

・画面右下の「使ってみる」をタップする

・利用者の選択をする
現在操作をしているスマホの利用者を選択してください。

「Googleファミリーリンク」というアプリをお持ちではない方は、ここの項目選択後にインストールする旨のメッセージが表示されます。Googleファミリーリンクは、スクリーンタイムでお子様のスマホを管理する際に、どこまで制限するかの設定ができるアプリです。

・右下の「次へ」をタップする

・管理するGoogleアカウントを選択する
お子様用のGoogleアカウントをここで選択してください。もしGoogleアカウントをお持ちではない場合は、新しく作成することも可能です。

・ログアウトされるGoogleアカウントを確認して右下の「続行」をタップする
複数のGoogleアカウントをスマホに提携している場合、管理対象以外のGoogleアカウントはログアウトされます。

・管理者のGoogleアカウントをログインする
管理者(保護者)のGoogleアカウントのメールアドレスやパスワードを入力し、「次へ」を押してください。

・アカウントリンクを行う旨の文章を確認し「同意する」をタップする
アカウントリンクを行う旨の説明文が表示されるため、内容を確認してください。画面をスワイプして下に移動すると、管理するGoogleアカウントのパスワードを入力する箇所があるため、パスワードの入力を行い「同意する」をタップすると、次の画面に進みます。

・管理の許可を聞かれるため「許可」を選択する

・アカウントがリンクされたことを確認し「次へ」をタップする

Androidのスクリーンタイム(Digital Wellbeing)で制限できること
スクリーンタイムを設定後、必要に応じてスマホの使用に制限を設けられます。制限できる項目は主に、スマホの使用時間や使用アプリ、各種アプリの年齢制限などです。
Androidの使用時間を制限できる
スクリーンタイムはアプリごとに使用時間を制限できます。時間制限をかける手順は、次のとおりです。
・「設定」アプリを開く

・「Digital Wellbeingと保護者による使用制限」をタップする

・「ダッシュボード」をタップする

・アプリアイコンの横にある「砂時計マーク」をタップする

・タイマーの設定を行う
タイマーで設定した使用時間に達した場合、アプリは起動できなくなります。

使用アプリを制限できる
スクリーンタイム設定時にアプリの管理画面が出てくるため、そこで使用アプリの制限が行えます。お子様に使用させたくないアプリにチェックをオフにすると、スマホ上からアプリが削除されます。

各種アプリの年齢制限を設定できる
スクリーンタイムの設定後、各媒体の年齢制限を設定できる画面が表示されます。制限した年齢に適していないコンテンツはスマホ上に表示されなくなり、アプリのインストールも不可になります。

スクリーンタイム(Digital Wellbeing)でAndroidスマホの使用制限を設定できる
スクリーンタイムでは、スマホの使用状況やスマホの使用制限の設定ができます。
使用時間や利用できるアプリなどを制限すれば、安心してお子様にもスマホを渡すことができるでしょう。また、スマホに使用制限をかけることで、これまでスマホに使ってしまっていた時間と集中力を有効活用できます。
日常生活でスマホとうまく付き合っていくためにも、スクリーンタイムをぜひ一度利用してみてください。