災害に備えて防災アプリを事前にダウンロードしておこう!
2019年12月05日(木)
今年は10月の台風19号直撃を始め、日本各地で台風や大雨の被害が発生しました。被災された方々には、心からお見舞い申し上げます。
近年は日本で台風や地震等の災害が増えてきています。地球温暖化が台風の大型化をもたらしているという説もありますし、日本はもともと地震の多い国です。これらの災害は人間の力だけで完全に防ぐことはできませんが、災害情報を知り、できるだけの対策をして被害を軽減することは可能です。
そこでこの記事では、災害に備えるためのアプリを2つ紹介します。これらのアプリをarrowsにダウンロードして、万が一のときに備えておきましょう。
名称 | NHK ニュース・防災 | YAHOO JAPAN - 防災速報 |
---|---|---|
通知対象エリア | 3カ所まで設定+現在地 | 3カ所まで設定+現在地 |
プッシュ通知 | ○ ※通知情報の種類によって通知/非通知の設定が可能 |
○ ※通知情報の種類によって通知音や通知/非通知の設定が可能 |
Jアラート対応 | × | ○ |
通知履歴の閲覧 | × | ○ |
ニュース記事・動画閲覧 | ○ | × |
防災アプリとして最も使われているのが、「NHKニュース・防災」と「YAHOO JAPAN - 防災速報」です。災害情報の通知など、基本機能は共通していますが、若干の違いがあります。
「NHKニュース・防災」は、ニュースアプリとしての機能が優れています。NHKのニュース記事や動画を視聴できますので、災害時の情報収集だけでなく日常的なニュースもあわせて知りたいという人におすすめです。また、日常的に使い慣れておくことで、いざ災害が起きた時にも操作に迷わないため、おすすめです。
一方で、「YAHOO JAPAN - 防災速報」は災害情報の通知に特化している傾向があります。通知のタイミングも非常に早く、過去の通知履歴も閲覧可能です。また、Jアラートにも対応しているため、緊急事態が発生してもすぐお知らせがあり、迅速に避難することが可能なため便利です。
通知情報によって通知音を変えるなど、細かい設定も可能です。災害情報をスムーズに知ることを重視する人におすすめです。もちろん両方のアプリをダウンロードし、片方の通知をオフにし、「いいとこどり」で使うのも1つの選択肢です。
NHK ニュース・防災
サービス特徴
- NHKの災害ニュースをいち早く受け取れる
- 天気予報をワンタッチで確認できるため天気の状況もわかる
- 災害情報を地図上で確認できる
「NHKニュース・防災」は、NHKの災害ニュースをいち早く受け取れるNHK公式アプリです。もちろん災害以外のニュースも閲覧できますので、災害時以外にもとても便利なアプリです。また、このアプリでは天気予報をワンタッチで確認することもできます。この他、災害情報や雨雲の状況を地図上で確認する機能もあります。
機能説明
1. ホーム画面
ホーム画面には、最近のニュースが表示されています。上部に「鉄道運行情報」や「新着」「社会」「スポーツ」「暮らし」といったニュースのジャンルあるため、これらをタップすることで、見たい情報を表示させることもできます。また、災害時には、ネット上にフェイクニュースが拡散されることもあります。しかし、このアプリはNHKが提供するニュースなので正しい情報を受け取ることができるため安心です。
2. 天気予報
下にあるメニューから「天気予報」のアイコンをタップすると、天気地図が表示されます。全国の天気が表示されますが、詳しく見たい県、エリアと順にタップすることで、より詳細な天気を確認できます。その日と翌日の合わせて2日間の天気予報が確認可能です。
3. マップ画面
マップ画面に入るとまず「雨雲マップ」が表示されます。画面右には「大河川」「台風」のアイコンがあるため、目的に応じて表示を切り替えての確認が可能です。
大きな河川の氾濫情報が表示されるため、大雨や洪水、台風の際に役立ちます。マップはピンチイン(2本の指で画面を縮小)することで、より広い範囲を表示することができます。
4. 災害情報画面
災害情報画面トップでは最新の災害情報が表示されます。「津波」「地震」「台風」「警報・注意報」「土砂災害」「竜巻」「大雨」のジャンルで絞り込み、情報を見ることができます。
5. ライブ画面
ライブ画面では、現在起こっている災害や、災害が予期される場合(噴火が警戒されているなど)について、ライブ映像がストリーミング配信されています。離れたところにいても、実際の様子が確認できるため便利です。
ここからは実際の操作方法をご紹介します。
災害情報を確認する
ニュースから確認する
- トップ画面下部にある「災害情報」をタップします
- 次に「現在位置」「トップ」「津波」「地震」「台風」といった災害の種類を選択して、表示したい情報を絞り込みます。
- (1)直近で起きた地震について、マップで確認できます。
※「地震」を選んだ場合 (2)台風の位置をマップで確認できます。
※「台風」を選んだ場合 (3)現在発表されている「警報・注意報」を、全国マップで確認することができます。
※「警報・注意報」を選んだ場合
マップから確認する
- トップ画面下部にある「マップ」をタップします。
- 雨雲のマップが表示されます。また、右側のアイコン「台風」「大河川」「現在地」をタップすることで、台風情報や河川の氾濫情報、現在地周辺の状況について、マップで知ることができます。
▼台風情報
「台風」をタップした場合、現在の台風の位置がマップ上に表示されます。 ▼河川情報
「大河川」をタップした場合、大河川の氾濫に関する情報が色分けされて表示されます。右側のアイコン「中小」をタップすれば、中小河川の情報に切り替わります。
YAHOO JAPAN - 防災速報
サービス特徴
- 地震や津波など、災害情報をいち早くキャッチ。迅速な対応ができる
- 自宅、実家、勤め先など、最大で3ヶ所まで通知したい場所を登録可能
- 設定した3ヶ所だけでなく、今いる場所の速報も通知してくれる
「YAHOO JAPAN - 防災速報」は、防災に必要な機能・情報が集約されたアプリです。地震や津波などの災害情報をいち早くキャッチして通知してくれるので、迅速な対応ができます。
自宅・実家・勤め先など、最大3カ所を登録でき、そのエリアの災害情報を受信できます。また、登録した3カ所以外に、現在地の災害情報も受信可能です。
機能説明
1. ホーム画面
ホーム画面は現在地の災害情報が冒頭に表示されます。「天気・災害コンテンツ」として「地震情報」「注意報・警報・特別警報」「災害カレンダー」が用意されています。
2. 地震情報
直近で起きた地震がトップに表示されます。過去の地震の履歴も閲覧できます。
3. 防災手帳
防災手帳は「避難場所リスト」「ハザードマップ」「緊急連絡先」「防災用品」など、日頃から災害に備えるためのコンテンツが集約されています。
4. 警報 / 注意報
警報や注意報が全国マップ及び地域名で表示されます。「特別警報」「警報」「注意報」によって色が分けられているため、一目でわかり便利です。
5. 災害カレンダー
災害カレンダーは過去に起きた災害がカレンダーで表示されるものです。過去の災害を振り返り、日頃の防災意識を高めることができます。
6. 設定画面
- 現在地連動のオン / オフ
位置情報を自動取得して、現在地の災害情報を通知してくれる - 災害情報通知対象エリアの登録
最大3つまで地域を登録して、その地域の災害情報を取得できる
※自宅/実家/勤務先等の地域を登録しておくと便利 - 登録地域以外の災害情報の通知設定
全国共通の災害情報の通知を受け取れる - プッシュ通知する情報の種類や通知音
通知の時間帯や通知音を自分の目的に合わせて設定できる
上記のような設定が可能です。
ここからは実際の操作方法を紹介します。
1. 通知したい場所を登録する方法(自宅 / 実家 / 勤務先等)
※アプリ起動時に位置情報と通知についてのポップアップが表示されるため、すべて「許可」を押してから手順に進みましょう。
- 画面右上の設定アイコンをタップします。
- 「地域の設定」に表示されている「+」をタップします。
- 登録したい地域名をタップします。
※ここでは関東を選択しています - 続いて都道府県名をタップします。
※ここでは東京都を選択しています - 次に市町村名をタップします。
※ここでは渋谷区を選択しています - 確認画面が表示されます。登録したい場所に間違いがなければ「OK」をタップします。
- 登録が完了しました。削除したい場合は右側の「削除」をタップします。2つ目、3つ目の地域についても、それぞれ「+」をタップし、同様の手順で登録することができます。
2. 全国で起きている注意報・警報の確認方法
- ホーム画面を下にスクロールし「注意報・警報・特別警報」をタップします。
- 全国マップが表示され、警報や注意報が確認できます。
- 下にスクロールすると、地方・都道府県名ごとに注意報・警報の発表状況が確認できます。確認したい場所をタップします。
- 詳細地域ごとの注意報・警報発表状況を確認することができます。
3. 地域別の避難所を探す方法
- ホーム画面から右上のアイコンをタップします。
- 次に「避難場所リスト」をタップします。
- 「避難場所リスト」の画面が表示されるため、「避難場所を探す」をタップします。
- 探したい地方名をタップします。
※ここでは関東を選択しています - 次に都道府県名をタップします。
※ここでは東京都を選択しています - 市町村や区をタップします。
※ここでは江戸川区を選択しています - 江戸川区エリアの避難所がマップに表示されます。
※情報/画像は全て2019年11月現在のものです。
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近年、日本では台風や地震など、さまざまな自然災害が発生しています。日頃から災害に備えること、災害が起きた際に適切に対処することがとても大切です。それをサポートしてくれるのが防災アプリです。この記事で紹介したアプリを利用して、安心感のある毎日をarrowsと共に送りましょう。