Android™11から画面録画が可能に!新機能「スクリーンレコード」のやり方は?

スマートフォンOSのAndroidは毎年進化を遂げており、Android™11では画面表示されたものをそのまま録画する機能が追加されました。特別なツールやアプリを使わずにスマホ画面を録画できるため、「スマホゲームのプレイ画面をインターネットで配信したい」「スマホの操作方法を録画して人に教えたい」という場合にも最適です。

この記事では、Android™11の画面録画機能について解説したうえで、実際に録画する手順や注意点をご紹介します。録画した映像を共有する方法にも触れていますので、あわせてご覧ください。

なお、arrowsでAndroid™11にバージョンアップされる予定の機種は以下4機種です。

  • arrows Be3 F-02L
  • arrows 5G F-51A
  • arrows Be4 F-41A
  • arrows NX9 F-52A

バージョンアップを予定している上記の機種以外の方でも、「スクリーンレコード」相当の機能を使う方法をご紹介していきます。

Android™11から使えて便利な画面録画機能の手順と注意点

Android™11がリリースされ、画面録画のできる「スクリーンレコード」機能がAndroidスマートフォンに標準搭載されました。従来のAndroid OSとは違い、特別なツールやアプリを使わずに画面を録画できるようになったことがメリットです。

スクリーンレコード機能を使えば、Androidスマホに表示された画面をそのまま録画することができます。ただし、「Netflix」「Hulu」「Amazonプライムビデオ」「U-NEXT」といった動画配信サービスなど、著作権により保護された動画コンテンツを録画することはできません。

実際には、配信サービスで動画を再生しながらスクリーンレコード機能を操作することはできますが、保存された動画ファイル内には動画コンテンツが映らない仕組みとなっています。

そのほか、Google認証システムなど、スクリーンショットが出来ないコンテンツは同様に録画できません。

つまり、Androidの画面録画機能では、著作権や安全性を侵害する可能性のあるコンテンツを録画できないようになっています。ご注意ください。

Android™11で画面録画するやり方を解説!音声付きで録画も

Androidの画面録画機能は、さまざまなシーンで活用することができます。Android™11で画面を録画するやり方について、手順を見ていきましょう。

Android™11で画面を録画する手順

1. 画面上から下にスワイプして、ドロップダウンメニューを表示させます。

2. さらに1段引き出し、右にスライドさせて「スクリーンレコード開始」をタップします。

「スクリーンレコード開始」アイコンが見つからない場合は、左下の編集マークをタップして、スクリーンレコードのタイルを追加しておきましょう。

3. 設定をして「開始」を押すと、3秒後にスマホ画面の録画がスタートします。

設定画面において「録音」ボタンをタップすると、「マイク」「デバイスの音声」「デバイスの音声とマイク」を選択できます。

録音の用途に合わせ、以下のように設定しましょう。

  • 自分の話す音声のみを動画に取り入れたい時は「マイク」
  • スマホから再生される内部音声のみを取り入れたい時は「デバイスの音声」
  • 自分の話す音声+スマホの内部音声をどちらも取り入れたい時は「デバイスの音声とマイク」

設定画面において「画面上のタップを記録する」をONにすると、録画中にスマホ画面を指でタップした部分が白く表示され、どこを操作しているかがわかるようになります。

4. 録画を停止するには、画面の上部からスワイプでボタンを表示させ、タップします。

以上で、Android™11の画面を録画する手順は完了です。

保存された録画動画を確認する方法

1. Androidに搭載されている「Googleフォト/ギャラリー」を開きます。

※お使いの端末によって、保存したメディアファイルを表示できるアプリ名が異なります。

2. ライブラリをタップしてMovies(動画)フォルダを開きます。こちらに録画した映像が保存されているはずです。

Android内で録画した動画をトリミングする方法

録画した動画に余計なシーンがあった場合、撮り直しが必要なのかな?と思った方もいるかもしれませんが、心配ご無用です。保存した動画は簡単にトリミングができます。手順を説明します。

1. 録画した動画を表示した状態で、画面下部中央の編集ボタンをタップします。

2. 画面下部にある左右のバーを狭めると、動画の開始・終了位置が移動し、トリミングできます。

この手順でトリミングできるのは、動画の最初・最後をカットして編集する場合のみとなります。

動画の中盤の一場面だけをカットすることはできませんので注意しましょう。

なお、画面を録画した動画データから1場面のフレームを指定して、スクリーンショット画像として抽出することもできます。

Androidなら画面の録画データを「ニアバイシェア」で共有できる

ニアバイシェアとは、Android™10から搭載された新機能です。iPhoneのAir Dropのような機能で、アプリやインターネットを使わずにAndroid画面の録画データを別のAndroid端末に共有できます。

ニアバイシェア機能を使うには、Bluetoothや位置情報の設定をONにしておく必要があります。

Androidの録画データをニアバイシェアで共有する手順

1. 画面を録画した動画ファイルを表示し、左下のボタンをタップします。

2. 「アプリで共有」のうち「ニアバイシェア」をタップします。

3. 付近のデバイスとして表示されるものの中から、動画を送付したい相手先の端末を見つけ選択し、承認してもらえば共有が完了します。

なお、送付用のリンクを相手に送る方法でも、録画ファイルを共有できます。

「ニアバイシェア」が見つからない場合

1. 動画ファイルを表示して左下のボタンをタップ後、「アプリで共有」の「その他」を選択します。

2. 「周辺ユーザーとの共有」を選択します。

以上の手順で、ニアバイシェアの設定画面を開くことができます。

Android™10以前の場合はアプリを利用して画面録画しよう

画面の録画機能はAndroid™11に標準搭載されていますが、機種によっては「Android OSをバージョンアップできない」「スマホがAndroid™11に対応していない」という方がいるかもしれません。

Android™10以前のスマホを使っているのであれば、録画アプリを使って画面を録画する方法がおすすめです。アプリによって操作のしかたは異なるものの、「スクリーンレコーダー」と同じようにAndroidスマホの画面を録画することができます。

特に、スマホが再生する内部音声と、自分の声などの外部音声を同時に録音できるようになった「AZスクリーンレコーダー」アプリは、ゲーム実況などにも向いています。

音声付きで画面を録画できるアプリ「AZスクリーンレコーダー」とは?

AZスクリーンレコーダーは、スマホ画面を録画するのに便利なアプリです。従来のアプリでは「内部音声か外部音声のどちらか」のみを録音していましたが、AZスクリーンレコーダーでは、新機能の開放により「スマホが再生する内部音声+マイクを通した自分の声などの外部音声」の2つを同時に録音できるようになりました。

つまり、ゲーム実況などをするとき、特別なデバイスを使わずに、「AZスクリーンレコーダー」のみでAndroidスマホの画面を録画できるのです。

また、AZスクリーンレコーダーは、画面の録画以外にも優れた機能を持っています。保存した動画の中盤シーンをカットしたり、画面を切り取ったりといった編集機能が充実しています。また、動画の一部だけ音声を差し替えるということも可能です。

AZスクリーンレコーダーは動画ファイルの編集アプリとしても、大変便利でおすすめです。Androidの画面録画機能が気になる方は、あわせてチェックしておきましょう。

この記事では、Androidスマホの画面録画についてみてきました。Android™11にアップデートすれば、スマホ画面をそのまま録画できます。さまざまなシーンに活用できるほか、録音する音声の設定も細かく調整することが可能です。

なお、より便利な編集機能や、Android™10での画面録画を希望する方は、ぜひ「AZスクリーンレコーダー」をチェックしてみてください。