arrows @ MAGAZINE春の増刊号
2018.04.26 Thu
【arrows @ MAGAZINE 春の増刊号】
銅メダル獲得おめでとう記念! カーリング体験レポート
~arrowsスマホをストーン代わりにしてみたら~
~3月某日 arrows@MAGAZINE編集部にて~
女子編集部員K山(以下、K山)「2月の女子カーリング、すごかったですよね! 銅メダルですよ? 銅メダル」
女子編集部員O石(以下、O石)「そだねー」
K山「ねぇねぇ先輩、実際にやってみたくないですか? カーリング。次のWeb記事の企画で体験しちゃいましょうよ」
O石「そだねー」
K山「arrowsをストーンの代わりに投げたら、どうなるかなぁ??」
O石「……は??」
というわけで(どういうわけ?)、好奇心の塊であるarrows@MAGAZINE女子編集部員2名による、カーリング体験記をお届けします!
あわや“路上で天然カーリング”?
今回、東京からはるばる、長野県は軽井沢町にやってきました。
はい、「軽井沢アイスパーク」(長野県北佐久郡軽井沢町大字発地1154-1)です。
まるで美術館のようなオシャレな佇まい!
3月下旬の軽井沢には、まだ雪が積もっているのがわかります。
東京を朝6時に出発し、カメラマンの車(ノーマルタイヤ)で向かったのですが、なんと「長いトンネルを抜けると雪国であった」状態! 完全に油断していました。
高速道路を降りて軽井沢町内に入ると路面が凍結しているところがあり、一足先に天然カーリングを繰り広げそうになったことは、ここだけの話です……。
カーリングの基本ルールをおさらい!
中に入ると……、
おー! カーリングのレーンがある(そりゃそうだ)。
なんでも、6つもの専用レーンを有するのは、国内最大規模だそう! カーリングのメッカとして、日本代表選手も練習することがあるというこちらの施設。女子カーリングチームの活躍のおかげで、平日も体験レッスンの予約申し込みが殺到しているとか。
今回、そんな「軽井沢アイスパーク」の60分間カーリング体験コースに、arrows@MAGAZINE編集部員のO石とK山が参加!
左がK山。右がO石。
教えてくれるのは、インストラクターの田口さんです。
ところでみなさん、カーリングのルールをご存知でしょうか? 「ストーンを投げて、ブラシで氷面を掃いて滑りをよくし、的の中心に近づける」といった、一部の代表的な動きしか知らないという人が多いはず。そこで今回、カーリングの魅力をきちんと理解すべく、基本のルールをおさらいしましょう。
- ルール1 1チーム4人制。4対4で対戦
- ルール2 4人が各自2投ずつ、相手チームと交互にストーンを投げる
- ルール3 1回のゲームを「1エンド」と呼び、1エンドあたり各チーム8投(両チーム計16投)で勝負
4人の中に司令塔として指示を出すスキップという役割の人が一人いて、あとは、スイーパー(掃く)、デリバリー(ストーンを投げる)、という役割を全員で順番にこなしながら試合を進めます。
- ルール4 1エンド(16投)終えた時点で、ハウスと呼ばれる的の中心から一番近い場所にストーンを置けたチームだけが得点できる。そのうえで、相手チームのストーンより中心に近いストーンだけ、1個1点でカウント
- ルール5 1回の試合は、10エンド制。10エンド終えた時点で合計得点の多いチームが勝利
ではここでクイズです。
上の写真は、黄色が何点で、赤が何点でしょうか?
わかりましたか??
正解は、「黄色が2点で、赤は0点」です。
中心に近いのは黄色のストーンなので、この時点で赤は0点。そして、赤いストーンより内側にある黄色のストーンは2個なので、「黄色が2点」です。
なお、こちらは「赤が2点で、黄色は0点」ですね。ちなみに、「ハウス」と呼ばれる緑のサークルからはみ出てしまったストーンは、無効(0点)です。
いよいよカーリング初体験!
それではいざ、体験! カーリングの動きといえばまずはこれ。
投げる!
少しその場で練習したおかげで、フォームがさまになっているO石。壁を蹴り、その推進力を利用してストーンを前に動かし、手を離します。
一方のK山は、「コケちゃいました〜」。投げたあとにバランスを保つのが意外とむずかしい!
K山「うう…。日頃の運動不足がたたった…」
どんまい!!
続いて、掃く!
このブラシで、微妙に凹凸のある氷面を磨き、滑らかにしてストーンの飛距離を伸ばします。
「イエスイエスイエスイエスイエス!!」
はいはいはい?? 唐突にリンク内に響き渡る田口インストラクターの掛け声にびっくり! これは、「もっと掃け!」という意味です。このままだと狙ったところまで届かないという場合に、味方が声を掛けて指示します。逆に、ストーンに勢いがありすぎるときは、「ウォー」という声を掛けます。これは、「掃くな」という意味です。
K山「先輩やばいです! はぁ、はぁ。掃くのキツい…」
O石「これ、思ったよりハードだね!」
そう、ストーンを滑らせるには、重心を低くしてしっかりと氷を磨かねばならないのです!
いきなりゲームをやってみた!
ルールと動きを理解したところで、最後にゲームを体験させてもらいました。
ちょうど参加者が8人だったので、4対4の試合を1エンド、行います!
O石、K山の「チームarrows」(勝手に命名)は後攻。まずは女性が投げたストーンを、3人で掃いてハウス(的)へと届けます。
さぁ、ハウスに届くか??
残念! それちゃいました。
その後、コケたり、
ストーンにおいていかれたりしながらも…
それなりにゲームらしくなってきました!
「ゴツッ!」
おっ、相手チームのストーンに当たった!
「チームarrows」の4投目が、見事中央付近にあった黄色チームのストーンを外側にはじき出しました!
「いけーいけー!」「止まれっ! 止まれっ!」ストーンの動きに全員大興奮。狙い通りの場所に置けたときは、思わず味方とハイタッチ!
おっとここで……、何やら神妙に話を始める2人。
K山「私、少しカーブをかけて、右にある黄色のストーンをはじき出します」
O石「そだねー」
でたーーー、メディアで話題になった、作戦タイム!!
K山「せーのっ」
やっぱりバランス崩した! でも、何回か投げると、意外と思ったところに置けるようになります。
そして終わってみれば…
なんと3対0で赤の「チームarrows」が勝利!
「イエーイ」(まぐれでも勝ちは勝ち!)
一緒に体験した一般の方たちと喜びを分かち合いました。
本来、レーンの距離は40mなのですが、今回は半分の距離の20mでゲーム敢行。
実際は倍の距離で、しかも10エンドもあることを考えると、投げる方も掃く方も、かなりの体力が必要だと感じました。実際の試合は2時間30分もかかるそうです。選手が途中で「もぐもぐタイム」をとるのも納得ですね!
「氷上のチェス」と呼ばれるカーリングですが、実際に頭を使うし、持久力も大切。日本代表の選手たちには改めて敬意を表します!
ここからが本番!? arrowsをストーン代わりにしてみた……
スベったり(自分が)、滑らせたり(ストーンを)と、カーリングを満喫したarrows編集部。最後に、裏テーマである、「arrowsスマホをストーンに置き換えて」プレイしてみます。
じゃーん、arrowsスマホ『F-01K』の登場です。
K山が、スマホをそーっとリンクに置こうとした瞬間…
謎の声「ちょっと待ったぁ!」
K山「えっ!? なに? 告白?」
なんと軽井沢アイスパークの責任者の方が出てきちゃいました!
責任者の市村さん「スマホをリンクに置くと、金属の熱伝導で氷が溶けてしまうので、滑らせることはできません」
実は、カーリングの競技用リンクの氷は特殊で繊細なもの。スマホは電源を切っていたとしても、金属だと氷が溶けてしまうそうなんです。
市村さん「プラスチックケースでもあれば別ですが…」
えっ!? ケースがあればいいの?
というわけで、ケースを装着した状態で、arrowsをストーンと同じようにマイナス10℃の保冷庫で2時間ほど冷やし、改めて挑戦!
まずはarrowsをストーンにぶつけてみます。
手元にarrowsを持っているのが見えますかね? ストーンと比べると、すごく小さい!
シャーーーーーー、ゴツッ!(鈍い音。大丈夫かなぁ……)
シーン……。
ストーンは1mmも動きませんでした。あたりまえだ!
(ちなみにarrowsは思いっきり弾き飛ばされフェードアウト)。
動画版はこちら!(とってもシュールなのであらかじめご了承ください)
続いて、arrows同士をストーンに見立ててぶつけてみました!
上から、投げたarrowsがフレームイン!
見事、中央付近にあったarrowsを下の方へ弾き飛ばしました。
動画版はこちら!
インストラクターの方に投げていただいた、ノーカット版動画もお楽しみください!
果たして、arrowsはどうなった??
さぁ、arrowsの様子を見てみましょう!
マイナス10℃の保冷庫に2時間置いても、ストーンにぶつけても、この通りライトが点灯し、まったく問題なく使えました。
下は、投げたarrowsの拡大写真。
ケース付きだったとはいえ、ケースからはみ出ていた部分は少しだけ傷がつきました。
まとめ
カーリングは、ボーリングとビリヤードとダーツをミックスさせたような競技だと実感。なので奥が深いです。さらに「掃く」という動きがあるので、体も使い、アクティブで楽しいスポーツだと感じました。
ちなみにarrowsは…、ケース付きではあったものの、何度ストーンにぶつけて弾き飛ばされてもまったく動じず、なかなか頼れるタフガイでした!
ちゃんちゃん。
※今回特別にarrowsスマホを滑らせる許可をくださった軽井沢アイスパークのみなさま、誠にありがとうございました。
まとめ動画はこちら!
◎取材&撮影協力
軽井沢アイスパーク