arrows MAGAZINE

2020.12.11 Fri

arrowsマニア情報局 第236回

arrowsで使うmicroSDカード 気を付けるべき点は?(前編)

arrows lifeをご覧の皆様、「せう」です。以前、ねんざBさんが「arrows 5GでPhotoshop Cameraを使いたい!」と言っていましたが、いつの間にか対応していました。お持ちの皆さん、ぜひGoogle Playからダウンロードしてみてください。


microSDカードにもいろいろあるんですよ

さて、今回の“本題”はPhotoshop Cameraと関係あると言えば関係のあること。microSDカードの話です。arrows 5Gを含め、今までのarrowsはmicroSDカードに対応しています。写真や動画の保存、一部を除くアプリのデータストレージとして活用できる訳ですが、選ぶ時に気を付けてほしいことが幾つかあるので、簡単に解説します。

■容量別に規格があります


SDカードは容量別に規格があります(出典:SD Association)

microSDカードは、SD Associationが策定した「SDメモリーカード」の規格のうち一番小ぶりなものを指します。フルサイズのSDカードや、それより少し小さいminiSDカードとはサイズこそ異なりますが、電気的特性(やりとりする信号)は同じなので、変換アダプターさえあれば「小は大を兼ねる」ことができます。

さて、そのSDメモリーカードの規格ですが、実は容量別になっています。具体的には以下のような規格が用意されています。

  • SD:2GBまで(フォーマットは「FAT16」)
  • SDHC:32GBまで(フォーマットは「FAT32」)
  • SDXC:2TBまで(フォーマットは「exFAT」)
  • SDUC:128TBまで(フォーマットは「exFAT」)

SDメモリーカードの規格は「上位互換性」があり、上位規格に対応する機器は、下位規格のSDカードを使えます。逆に、下位規格の機器は上位規格のSDカードは使えません。

現行のarrowsは、microSDXCカードまで対応しています。現時点では出ていないものの、microSDUCカードは非対応なので気を付けてください。

■スピードにも規格があります


スピードにも規格があります(出典:SD Association)

SDメモリーカードには、データの読み書き速度を示す「スピードクラス」という規格もあります。パッケージやカード自体に印字されています。

今どきのAndroidスマートフォンで使う場合は、少なくとも「スピードクラス 3(UHS-III)」に対応するものを用意するとよいでしょう。

次回は、規格面以外で気を付けるべき点をチェックしていきます。