arrows MAGAZINE

スマホ写真講座arrows@支部 第135回

バックアップだけで通信量を使い切らないよう、設定をする

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こんにちは、ブログ「エアロプレイン」の のりお です。

arrowsで撮ることに注力したこの連載。今回は頼りになる「フォト」アプリのバックアップについて、知らぬ間に通信量を使い切らないようにする設定です。

バックアップは意外に通信量を消費する

これまで、「フォト」アプリのバックアップはとても便利で、使い勝手がよい…という紹介をしてきましたが、実は1つだけ注意して欲しいことがあります。それが、通信量の問題です。ほとんどの方のスマホ契約は、上限である通信量が決まっていて、それは3GBだったり5GBだったり、もちろん場合によっては無制限だったりするかもしれませんが、ある程度の閾値を超えると通信制限がかかってしまうことがほとんどかな、と思います。

実は写真のバックアップでは、思った以上に通信量を使ってしまうことがあります。僕の実例なのですが、旅行先でたくさんスマホにて写真や動画を撮っていたところ、そのバックアップがかさんで旅行中に通信制限がかかってしまい、とても困った…ということが実際にありました。もちろん通信容量の追加を行って事なきを得たわけですが、当然ながら追加でお金がかかりました。

さて、実はフォトアプリにはそんなことにならないための設定がちゃんと存在します。特に最近は細かい設定ができるようになったので、みなさんの環境に合わせて設定ができるので、ぜひ以下を覚えていただければ。

まずは設定から「バックアップと同期」をタップ。

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続いて「モバイルデータ通信の使用量」をタップ。

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すると「バックアップできるデータ量の上限(1日あたり)」という設定項目が出てきます。これは、通信容量内でどれくらいまでバックアップをするかどうかの設定になります。例えばここで「データなし」を選ぶと、Wi-Fiでしかバックアップをしなくなり、通信量をまったく使わなくなります。もしご自宅やオフィスなど、短いスパンで定期的にWi-Fiにつなげられる環境があるようなら、こちらを選択しておくことをおすすめします。

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自宅にはWi-Fiもないし、出先でもWi-Fiにつなぐことはないよ…ということであれば、「5MB」「10MB」「30MB」「無制限」のどれかを選ぶことになります。まず「無制限」はデータ通信量を使い切る可能性がありますので、あまりおすすめしません。となると、5MBか10MB、30MBのどれかになります。単純計算すると、1ヶ月が30日としたとき、それぞれ最大で150MB(0.15GB)、300MB(0.3GB)、900MB(0.9GB)を使うことになります。

どれを選んだらいいか、というのは、みなさんの毎月のデータ使用量および残量によりますので、「マイドコモ」などで確認してみてもらうのが良さそうです。

とはいえそれが難しい方がいるかもしれませんので、おおざっぱにいうなら、通信制限が3GBという方は、おそらく「5MB」もしくは「10MB」を選んでおくのが安全そうです。通信制限が5GBもしくは7GB程度あるなら、「30MB」を選んでも大丈夫なのではないかと思われます。なお、自身の契約している通信容量がわからない場合は…長くなってしまうので、こちらは次回ご紹介できればと思います!