arrows MAGAZINE
非公式arrowsマニュアル
2017.09.13 Wed
非公式arrowsマニュアル 第13回
arrows Be F-05J 謎の「特別なアクセス」を設定しよう
こんにちは、ブログ「エアロプレイン」の のりおです。
今回は、F-05Jのアプリの設定を見直す前回からの続きです。説明書の中身でも触れられていない謎のアプリ設定項目「特別なアクセス」を紐解きます。
特別なアクセスってなに?
この特別なアクセス、説明書にも載っていない、検索してもあまり情報が出てきません。いったい、なに?と思いますよね。僕も思いました。
実はその正体って、アプリ動作に対して様々な特例を与えるものでした。たとえばいま実行中のアプリの上に、バックグラウンドで動いていた他のアプリの描画が重なることなどを制御することができるのです。
ということで早速ですが設定を。
「特別なアクセス」の場所は、【設定】→【アプリ】→【詳細設定】で開く項目の一番したにあります。場所からしてひっそりとしており、なんだか謎の雰囲気。
こちらが「特別なアクセス」の項目。今回の記事では「電池の最適化」「端末管理アプリ」「通知の鳴動制限へのアクセス」「他のアプリの上に重ねて表示」について取り上げます。
まずは「電池の最適化」。その名の通り、アプリ動作を電池消費に対して最適化(ようはエコに動作させる)よう設定するものです。
項目を開くと表示されるのは、まだ最適化されていないアプリたち。ところがほとんどのアプリは選択ができません。実は基本的にアプリはインストールした段階でそもそも電池に対して最適化されています。にもかかわらず最適化されていないようなアプリは、実はほとんどがプリインストールされていて、スマホの動作の基本的なところに関わるようなものばかり。ですので、個人に対して設定が開放されていないわけですね。
項目から「すべてのアプリ」を選択すると、最適化のON/OFFを選べるアプリがたくさん表示されます。ですので、どちらかといえば「最適化するアプリを選ぶ」機能ではなく、「最適化を無視して最大のパフォーマンスで動作させたいアプリ」を選ぶ機能と思うのが良さそうですね。ただ、基本的にはノータッチでいいかなと思いました。
次は「端末管理アプリ」です。
それぞれ端末の管理に対して特別な権限が与えられているアプリが表示されます。たとえば「おまかせロック」は遠隔でのロック機能を特別に管理可能とされているアプリ。また「端末を探す」は端末のロックやデータ消去の権限を与えられています。このように、これらアプリはアプリ単体でいながらも、本体に関する重要な権限が与えられています。ですので、よっぽどのことが無い限りはこちらの項目も眺めておくだけでOK。設定を変えないようにするのがいいでしょう。
次は「通知の鳴動制限へのアクセス」です。
こちらの項目は「通知の鳴動制限」という、通知に対して表示やアラート音、振動などの個別設定をかけることを許可するかどうかの項目であるようです。
残念ながらこの項目も説明書およびWebにまったく情報がなく、上記の画面から読み取ることしかできませんでした。基本的にはこちらも設定を変更する必要のない項目かなと思います。
そう、ここまで読まれるとお気づきかとは思いますが、実はこの「特別なアクセス」って、基本的には変更しなくてもいいような設定の集まりだったんですね。どうしても、って時にだけ設定すればよさそうな項目が多いようです。
ただし、次の「他のアプリの上に重ねて表示」は違います。こちらはじっくり設定してOKな項目でしょう。
こちらの項目は、その名の通り、アプリ間の描画関係を調整するものです。ここで「可」を選んだアプリは、他のアプリが表示中でも割り込んで自身の通知や内容の表示を行うことが可能です。
こちらを設定しようとすると、このような詳細の説明が表示されます。簡単にいえば「このアプリの表示が邪魔だな…」と思ったなら、こちらで機能をOFFにする(不可にする)と良いということですね。
個人的には「しゃべってコンシェル」や「dメニュー」はOFFにしてもよいかなと思いました。また「Facebook」をインストールしている方は、他のアプリ操作中にも割り込んでくる通知を抑止したい場合、こちらで設定するのも手です。
ということで、いつもよりは高度な設定ができるこちらの項目、次回は残りの設定項目について紹介します!