arrows MAGAZINE
非公式arrowsマニュアル
2017.11.22 Wed
非公式arrowsマニュアル 第23回
arrows Be F-05J 「ユーザー補助」ってなんなのさ?(後編)
「ユーザー補助」ってなんだろう
前回のおさらいになりますが、「ユーザー補助」はスマートフォンの標準的な設定だとどうしても使いづらい、という環境に置かれたユーザーを「補助」するための機能が格納されています。知ってみれば便利な機能もありますので、ぜひこれを機に確認してみてください。
「うっかりタッチサポート」は、端末を手に持ったとき、指が画面の端に触れていてもタッチ操作をできるようにする機能です。電車など片手で操作することが多い場合にもなかなか有効な機能のため、これはけっこう便利ですよ。
「大きなマウスポインタ」はマウスを接続したときのポインタを大型にするものですが、通常のスマホでは使うことがほとんどないかもしれません。
「モノラル音声」は音声をモノラル出力する機能です。手持ちのイヤホンやスピーカーがモノラル入力しかない、なんて時に試すと良さそうです。これも場合によっては必要ですね。
「ユーザー補助のショートカット」はこの「ユーザー補助」のメニューをショートカット操作で起動するかどうかという項目です。頻繁にON/OFFする機能がある場合などに使えますね。
「テキスト読み上げの出力」はテキストの読み上げに関する設定です。元々は目の不自由な方向けの機能かとは思いますが、これが何気にいろいろな場面で使えます。画面を見ることができないけど、書いてあることは確認したい、みたいなケースで使ってみて下さい。速度や音の高さなど、細かい設定ができるのがいいですね。
ちなみに多言語の読み上げにも対応できますが、その場合は各言語ごとの音声ファイルのダウンロードが必要ですので、ご注意を。日付や数字を読むなどの設定もできますので、カレンダーや予定なんかを読み上げさせるときはONにすると良さそうです。
「押し続ける時間」はロングタッチをするときのタッチの長さを設定します。このあたりも好みで設定すると良さそうですね。
「色反転」は画面上の色を反転させる機能です。試験運用中の機能のようで、スクリーンショットでは反転色にならないなど完璧ではないようなので、ご注意を。
最後に「色補正」ですが、これは色弱などの関係で判別しにくい色があるときに活躍します。必要な人にはとても重要な機能ですね。
このように、様々な環境の利用者に対応するための機能が備わっていることは、あまり知られていないかもしれません。ぜひ自分だけでなく、周りの人で困っている人がいましたら、この機能を教えてあげてください!