arrows MAGAZINE

非公式arrowsマニュアル

2018.02.07 Wed

非公式arrowsマニュアル 第32回

arrows NX F-01K の防水/防塵、耐衝撃性能をスペックで確認しておこう(耐衝撃編)

こんにちは、ブログ「エアロプレイン」の のりおです。

新端末「arrows NX F-01K」を紹介するこの連載では、説明書を中心に機能の掘り下げをしていきます。今日は耐衝撃性能を説明書から確認しておきましょう。

F-01Kの耐衝撃性能はこんなだ

F-01Kの耐衝撃性能については、MIL企画に準拠した性能試験をクリアしています。これは

米国国防総省が制定したMIL-STD-810G w/Change1 Method 516.7-Shockに準拠した独自の落下試験を実施しています。

という内容で、説明書24Pによると、具体的な内容は以下の通り。

落下
高さ約1.22mから26方向で合板(ラワン材)に落下させる試験

耐衝撃
40Gの衝撃を6方向から3回与える試験

さらに、F-01Kは独自の試験として以下のものをクリアしています。

高さ1.5mから26方向でコンクリートに落下させて画面が割れないことを確認する試験をクリア

Webサイトより

それぞれを見ていくと、まず落下試験の1.2mは、通常スマホを手に持って歩いているくらいの高さが想定されています。合板のラワン材に落下させているのは、海外のフローリングの多さが反映されているのでしょうか。とはいえ、だいたい利用者がスマホを落として壊すのって、コンクリートやアスファルトへの落下ですよね。あきらかにラワン材よりは堅いです。

ということでF-01Kが独自に行っているのが、日本人成人男性の通話する高さを想定した、1.5mからコンクリートへの落下試験。しかも、動作だけではなく、画面が割れていないことをテストしています。ということで、このF-01KはMILスペック越えの耐落下性能を持っているように思えますね。

一方で耐衝撃には、6方向から40Gを与えています。この40Gと言う数値はなかなかのもので、いわゆる自動車の急ブレーキが0.5~1G程度と言われているので、ざっとその40倍。時速200km程度で衝突するとこれくらいになるそうです。その力が6方向から3回加わっても大丈夫というのは、かなりの耐衝撃性能ですよね。

ちなみにこの強さを実現しているのが、富士通の新型設計であるNew SOLID SHIELD構造。

New SOLID SHIELD(ソリッド シールド)構造は、従来のSOLID構造をパワーアップしたもので、金属一体構造のモノコックボディを採用し、ねじれに対する強度がUPしたそう。ねじれ強度が増すと基板が守られるので、壊れにくくなるわけですねえ。

冷静に考えると、説明書に「これくらい強いです!」という記載があるのって意外と面白いですよね。それだけ自身があるとも言い換えられそうです。

なお指紋センサーやレンズ部分に直接強い衝撃を与えると、さすがに厳しいとは思いますので、「いざ」というときに安心なスマホとはいえ、普段から落下などには気をつけるようにしてください。

【ご注意】
※本製品の有する性能は試験環境下での確認であり、実際の使用にあたって、すべての状況での動作および無破損・無故障を保証するものではありません。また、調査の結果、お客様の取り扱いの不備による故障と判明した場合、保証の対象外となります。