arrows MAGAZINE

非公式arrowsマニュアル

2018.03.14 Wed

非公式arrowsマニュアル 第37回

F-01Kで快適にテレビを見たり録画したりする方法

ワンセグの最大録画時間やテレビアプリ起動のための条件、知ってますか?

こんにちは、ブログ「エアロプレイン」の のりおです。

新端末「arrows NX F-01K」を紹介するこの連載、今回はテレビ機能についてご紹介します。

ワンセグとフルセグってそもそもなに?

そもそもスマートフォンで見られるTV放送である「ワンセグ」「フルセグ」って何のことだか、知っていますか?
この規格を管理している一般社団法人 放送サービス高度化推進協会によれば、

「ワンセグ」は、地上デジタル放送のサービスのひとつで、携帯電話型受信機などの移動体でも安定して受信ができるように設計されたサービスです。現在、ご家庭の地上デジタル放送受信機に送っている地上デジタル放送波の一部を使って送っています。番組内容は、ご家庭向けの地上デジタル放送と基本的には同じですが、「ワンセグ」独自のデータ放送サービスもご利用になれます。また、携帯電話の通信機能を使った双方向サービス、通信経由の詳細な情報もご利用いただけます。

ワンセグ | 一般社団法人
放送サービス高度化推進協会
(A-PAB)

とのことで、地デジの一部を使って送信されているほか、ワンセグ独自のサービスを展開することもできる規格なんだそうです。2006年に一部地域ではじまったワンセグも、いまでは全ての都道府県でサービス展開中ということで、F-01Kのテレビは日本中どこの都道府県でも利用できる仕様になっているようです。
一方でフルセグはどうなのかというと、先ほど「地デジの一部」であったワンセグとは違い、その帯域全てを使って高画質な映像を送付する規格です。とはいえ、そのデータ量はかなりのものになるため、受信できる環境がなかなかにシビア。少しでも環境が悪いと、すぐにワンセグとなってしまいます。

ざっくり両者の違いをまとめると次のとおり。

【ワンセグ】

  • モバイル向きで移動中も途切れず視聴できるけど低画質

【フルセグ】

  • 据え置き向きで高画質だけど少しでも電波状況が乱れるとワンセグに

ということで、一長一短ですね。例えば電車の中でTVが見たい!となればワンセグが主力になるでしょうし、自宅の部屋で見たい!となればフルセグが選択肢に入ってきそうです。

ちなみにF-01Kでは、両者を自動切り替えするのか、それともフルセグ/ワンセグだけに固定するのかを設定できます。テレビを起動して、上部にあるアンテナタワー型のアイコンをクリックすると設定が可能です。

意外に知られていないのが録画機能で、実はスマホ端末のみで録画をすることが可能です。フルセグの受信状況が良いところに置いておけば、美麗な画質で番組をまるまる保存することだってできます。

F-01Kでテレビを見る

さて、前振りが長くなりましたが、本題はF-01Kでのテレビ視聴です。まず覚えておきたいのは、テレビ視聴アプリには起動条件があって、電池残量が6%未満の場合、アプリそのものを起動することができなくなります。また録画については11%未満で強制終了されてしまいますので、注意しましょう。録画については録画ストレージ容量の残がフルセグで19MB以下、ワンセグで0.5MB以下になると、こちらも停止します。さらに録画サイズが規程を超えても停止しますが、こちらは複雑なので以下の図表を参照の事。

電池残量については、充電状態であれば残量にかかわらず視聴/録画の継続ができますので、長時間のテレビ視聴/録画は必ず充電状態で行うようにしましょう。なお、仕様上でのフル充電時における連続視聴可能時間は、ワンセグで510分、フルセグで450分です。意外とワンセグとフルセグで変わらないんですね。

またテレビ視聴中は、著作権保護の観点からスクリーンショットやキャプメモ、なぞってコピー機能が利用不可になりますのでご注意を。

最後に視聴のポイントです。F-01Kは外部アンテナとして、付属のテレビアンテナケーブルを利用しています。電波の強くないところでは、このアンテナが安定視聴をもたらしますので、かならず装着するようにしましょう。

この時、アンテナがイヤホン端子を兼ねているため、イヤホン/ヘッドフォンを接続してしまいがちですが、そうすると、受信状態の良い向きを保つことができません。できればアンテナケーブルは電波の強まる方向に固定し、イヤホン/ヘッドフォンはBluetoothのものを利用すると、より安定した高画質での視聴ができそうです。試してみてください!