arrows MAGAZINE
ゆる~~くarrows スマホ生活
2018.09.19 Wed
ゆる~~くarrows スマホ生活 第15回
そろそろarrowsについて真面目に考えてみよう
なぜarrowsを選ぶのか
この連載を読まれているみなさんは、少なからずarrowsに興味があったり、端末を所有していたりする方々かと思うのですが、そんなみなさんにとって、arrowsを選ぶモチベーションとなったのは、どんな理由でしょうか。
例えば私の場合、かなり昔、そう富士通がガラケーを作っていたときからこのarrows(当時はまだ大文字のARROWS)との付き合いになります。当時、富士通の作るスマホといえば「チャレンジング」ですとか「やりすぎ」といった言葉を想起するような端末が多く、そんなarrowsファンは「変態」とも呼ばれるコトがありました。2つにセパレートし、自由にアタッチメントを選べるようなガラケーがあったことを知っている人は、かなり濃いarrowsファンではないでしょうか。
そんな時代も過去になりまして、いま富士通のつくるarrowsは、良くも悪くもハイスペックな端末ではありません。どちらかといえば、安定して動き、コストパフォーマンスに優れた汎用的イメージが強くなりました。
思えば、富士通がスマートフォンを作り始めた当初、スマートフォンはわりと先進的なものを求める人のための道具でした。まだまだガラケーが一般的であり、スマホはよくわからないもの、電池がもたないもの、といった印象があったように思えます。
一般の人向けの存在としてのスマホ
ところが現在のスマホはどうでしょうか。老若男女、それこそいままでパソコンにさえ触れてこなかったような老人や、小学生などを含む若者にとっての初めての電子機器がこのスマホであったりもします。
そんなスマホにとって求められるのは、堅牢性や安定感、そして気軽な価格帯です。はじめて富士通の携帯電話を手にしたとき20代前半だった私も、気がつけば40歳になりました。そんなユーザーとともに歳を重ねたarrowsは、最先端のとんがった印象こそなくなりましたが、誰でも気軽に使うことのできる、良い意味で万人受けする端末へと変貌を遂げています。
だから、私がいまarrowsを選ぶモチベーションは何かと問われたなら…「作り込まれた普通のスマホ」と応えるでしょうか。繰り返しますが、この「普通」は前向きな意味での普通です。冷静に考えると、この普通って難しいんですよね。ハイスペックなら見捨てられるような層のユーザーでさえも、間違い無く使いこなせるような設計をしなくてはなりません。そう、普通って、ハイスペックを追い求めるよりも、ある意味で大変なんです。
きっとみなさんにもそれぞれ異なるarrowsへの想いがあるのではないかと思います。すでに世の中はハイスペックであれば良かった時代ではなくなりました。ぜひみなさんも自信のモチベーションを見つめ直して、「妥協」ではなく「選択」としてarrowsを選んでいると宣言してもらえれば。
ということで、この連載では「便利な使い方」を紹介するとともに、誇りをもってarrowsを所有できる、そんな嬉しさについても触れていきたいと思っています。お楽しみに。