arrows MAGAZINE

スマホ写真講座arrows@支部

2018.10.17 Wed

スマホ写真講座arrows@支部 第3回

arrowsで使える最強カメラアプリ「Lightroom CC」をインストールしよう

最強カメラアプリ Lightroom CC を導入しよう

こんにちは、ブログ「エアロプレイン」の のりおです。

arrowsで撮る、ということに注力するこの連載。今回はarrowsで使うことのできるカメラアプリの中でも、最強のひとつ「Lightroom CC」を紹介します。

Adobe謹製のカメラアプリ

Lightroom CCとは、マルチメディア系のアプリ最大手Adobe社の提供するカメラ/写真管理アプリのこと。もともとLightroomとはデジタルカメラで撮影した写真を現像する(自分好みにパラメーターを調整する)ためのアプリでしたが、スマホ時代に合わせてスマホアプリ化された際、撮影機能も搭載されました。そして、その機能がすこぶる素晴らしいのです。Android向けのカメラアプリはそこそこ使っていると思いますが、中でも出色の出来と言っても過言ではないでしょう。

なお以下の機能については日々アプリが更新されているため画面に差異が含まれる可能性があること、またAdobeのアカウント登録だけでは利用できないものが含まれている場合がありますので、ご了承ください。

まず素晴らしいのが撮影補助の機能です。

画面への補助線の設定を、三分割、二分割、黄金比から選ぶことができ、好みのものを使うことが出来ます。三分割はそれぞれの線の交点に主題を置くと良いと言われている比率で画面を構成することができます。二分割は中心が必要な日の丸写真的なものを撮影するとき助けになります。黄金比は感覚的な面もあるので扱いが難しいのですが、画面構成を考える上での助けになります(上級者向けです)。

さらに輪をかけて素晴らしいのが水準計機能です。カメラが水平かを3次元で立体的に教えてくれます。

中央の十字がそれぞれ水平と垂直に対応しています。また中央の○に小さい○を合わせることで、仰角の調整をすることができます。これは壁に貼ったポスターを歪まずに撮影するときなんかに便利ですね。

実はスマホの写真クオリティをあげるとき、水平・仰角2点の調整はとても重要です。隅々まで整った写真は、それだけで印象を高めてくれます。

ほか、このアプリは「AUTO」モードと「プロ」モードを持っており、「AUTO」モードでは露出以外の各種設定を自由に変更することができます。が、実はスマートフォン本体ごとの仕様による部分がありまして、残念ながらarrowsではホワイトバランス設定のみしか設定が開放されていませんでした。

つまり、標準のカメラアプリに比べると撮影についての機能は先の水平と仰角を確認する機能しかないのですが、この2点が重要というのは前述のとおり。また、個人的な感覚としては、ホワイトバランスをオートにしたときの精度そのものが優れているように思えますので、その点をもってしても、このアプリの利用をおすすめしたいところです。

なお露出については画面を横にスワイプすることで設定することができます。

と、ここまで書くとちょっと便利なカメラアプリ程度に思われてしまうのですが、実はこのアプリが素晴らしいのは、撮影後の編集・加工機能にあります。ということで、次回以降は本アプリの編集機能についてご案内しますが、膨大な機能がありますので、何回かに分けてご紹介の予定です。