arrows MAGAZINE

スマホ写真講座arrows@支部

2018.11.28 Wed

スマホ写真講座arrows@支部 第9回

食べ物写真の基本「3構図」を覚えよう

こんにちは、ブログ「エアロプレイン」の のりおです。

arrowsで撮る、ということに注力するこの連載。今回は、撮影頻度の高い食べ物の写真について、基本の3構図を解説します。

用途に応じた構図を覚えておこう

arrowsで最も撮影するもののひとつが「食べ物」である、という人は少なく無いのでは。そんな食べ物について、写真は撮るんだけどポイントがわからなくて…というのは、普段の写真の講座でもよく聞かれる声です。そこで今回は、基本の3つの構図について、それぞれの特徴もふまえてご紹介します。

最も使う斜め45度構図

最初にご紹介するのは、最もスタンダードな斜め45度の構図です。

基本的に、料理が提供されて「これから食べるぞ!」という時の目線で撮影すると、だいたいこの斜め45度の構図になります。こちらの特徴は、その「これから食べるぞ!」という状況が、写真を見た人にもダイレクトに伝えられることです。普段多くの人が見慣れた光景だからこそ、状況をイメージしやすいのですね。レストランなんかのメニューもこの角度で撮影されていることが多く、「おいしそう」という感想を呼び起こしやすい、いわゆる普遍的でスタンダードな構図と言えます。

真正面から構図

食べ物の側面(真正面)を撮影したという構図です。主にはケーキやパフェなど、その積み重なった「層」を見せたいという時に用いられるものです。通常の視点とは異なるため、見た人に「おっ」と驚きを持たせることもできます。

食べ物のシルエットも強調されますので、形が面白い一品などに用いてみても、面白そうです。また、コーヒーやカクテルなど色のついた液体が透明な容器に入っているときは、グラスの向こうに光源を置くことで、透過光の楽しさを表現することもできます。

撮影のポイントは、できる限りスマホのカメラ位置を真正面にもってくること。最近のarrowsの場合、スマホの中心=カメラの中心ではないため、カメラのレンズが正面に来るように気をつけましょう。

インスタ向き?な真上構図

最後に紹介するのは、食べ物を上から撮影する、真上構図です。お皿などの真円の形が心地良く撮影できるため、インスタなどで流行った正方形の写真ではまりやすい構図ですね。

この構図の特徴は、前述のとおりお皿の形が生かせることや、光源が手前、奧、横とどこにあっても、同じような写真が撮影できることです。ただし自分やスマホの影が映ってしまうとかっこわるいので、そうならないように気をつけましょう。影に気をつけつつ、可能な限り真上で水平を保って撮影すると、人の目をひくキレイな写真に仕上がると思います。

また、テーブルの上にたくさんのものが乗っているような状況でも活用できそうです。その場合は、写真に写る範囲にはなるべく多くのものを密集させて撮ると、この構図の良さが出てきそうです。試してみてください。

今回の構図、オススメは毎回3種類撮影を試してみて、どれが最も良い感じかを自身の感覚で確認してみることです。もちろんこの3つ以外にも様々な構図がありますので、いろいろとチャレンジしてみてください!