arrows MAGAZINE

スマホ写真講座arrows@支部

2019.01.23 Wed

スマホ写真講座arrows@支部 第16回

空を撮るときは曇を入れてみよう

こんにちは、ブログ「エアロプレイン」の のりおです。

arrowsで撮る、ということに注力するこの連載。今回は、空を撮るときのひとつのポイントである「曇」についてです。

曇がないと、のっぺりしてしまう

ふだんSNSを見ていると、多くの人が一斉に投稿を挙げるような時があります。そのひとつが、空が美しいとき。そうなんです、みんな、美しい空を撮って、SNSにアップするのが大好きなのです。

この空を撮るとき、ひとつ簡単なポイントがあります。それは、空だけで無く、何か別のものを入れること。そうでなくても「曇」を入れること。実はこれだけで、空の写真がグッと奥深いものになるのです。

というのも美しいときの空、特に青空は、青一色になってしまいがち。実はこれって、写真だけでは伝えるのがとても難しいのですね。ですから、そこに対してビルや曇などを入れ込むことによって、対比として簡単に空の美しさが伝えられるようになるのです。

こちらの夕陽の写真も、かなりドラマチックな雰囲気がありますが、実はそれを演出しているのは、夕陽のまわりにある曇です。曇の隙間から漏れ出る光が、この雰囲気を強調してくれているのですね。もちろん街並みや、石畳、そこを走る車も重要な要素になっています。これだけ要素が多くても、印象として伝わるのは「ドラマチックな夕陽」ですよね。そうなんです。空の感動を伝えるのに、空だけを撮影する必要は無いのです。

ということで、まずは美しい空にであったら、空だけを見るのでは無く、「曇」を探すことから試してみてください!きっと新しい発見があるはずです!