arrows MAGAZINE

スマホ写真講座arrows@支部

2019.05.15 Wed

スマホ写真講座arrows@支部 第26回

人物撮影には「キャッチライト」を意識しよう

こんにちは、ブログ「エアロプレイン」の のりおです。

arrowsで撮る、ということに注力するこの連載。今回は、人物撮影時に知っているだけでグッと生き生きとした写真がとれる「キャッチライト」というテクニックです。

目に光を入れる「キャッチライト」を覚えよう

写真の被写体として、身のまわりの人や、子供などが多い、という方も少なくないとは思うのですが、いざ撮影してみると、なんだか生き生きとした感じがない、かわいく撮れない…みたいなケース、ありませんでしょうか。

この原因はいろいろあるのですが、多くの人の場合、「目に光がない=キャッチライトがない」ということがひとつの原因であったりします。
このキャッチライトはとても重要で、例えばアニメなどを思い返してみると、黒い目には必ず白い部分=キャッチライトが付与されている、逆に無表情なものを表現するときはキャッチライトをいれなかったりするなど、表情を付ける上では大変に重要な要素です。当然、写真でも同じ事が言えます。

少しわかりにくいかもしれませんが、以下は子供で試してみた例です(arrows撮影ではない参考写真になります)。


キャッチライトなし

片目のみキャッチライト

両目ともキャッチライト

1枚目がキャッチライトなし、2枚目が片目のみ、3枚目が両目にキャッチライトとなっています。少しわかりにくいかもしれませんが、ぱっと見たとき、少なくとも2枚目、3枚目のほうが目に力のある写真になっているかな、と思います。

さて、原理はわかったとしても、ではどうやって撮影するかが重要です。大人の場合は、撮影場所が決まったら、自分が動くか、被写体の方の顔の向きを変えるかすることで、このキャッチライトが入るように構図を作ってみて下さい。

子供の場合は、なるべく明るい場所で、上を向いてもらうとキャッチライトが入りやすくなります。このキャッチライトが入るだけでグッと人物の印象が変わりますので、ぜひ試してみて下さい!