arrows MAGAZINE

スマホ写真講座arrows@支部

2019.07.24 Wed

スマホ写真講座arrows@支部 第34回

arrows Be3 F-02LのAIシーン認識「料理」を試す

こんにちは、ブログ「エアロプレイン」の のりおです。

arrowsで撮る、ということに注力するこの連載。引き続き新端末「arrows Be3 F-02L」の新機能 AIシーン認識カメラを試してみます。

カメラ側でシーンを認識して調整済み写真が撮影できる

F-02Lにて搭載された、AIシーン認識カメラ。前回は人物シーンからのポートレート機能を紹介しましたが、今回は最も登場回数が多いであろう「料理」を試してみました。

そもそもこのAIシーン認識は、どの場面でどのシーンが適用されるかが完全にカメラまかせ。そのため、料理が目の前にある状況でも料理と判定されない可能性があります。そこで、そもそもこの料理シーンの認識は、どういった時に行われるのかをいろいろと試してみました。

その結果、撮影範囲に「お皿」があると、うまく認識されるパターンが多いように感じました。以下の作例は、うどんで料理シーンが適用された例です。

料理がシーン認識されると、このように「コントラストを高くし、料理が鮮やかに見えるように撮影します」との表示が出ます。

そこでシーン適用あり、無しで撮り比べてみたものがこちら。左がシーン適用ありで、うどんという色彩に乏しい状況ではありますが、スープの色、ネギの色のコントラストが高くなっているようです。とはいえ自然な仕上がりの範疇は出ていなくて、この調整の具合は好感が持てますね。

ということでこちらの機能、撮影段階で最初から料理に最適なフィルターをかけた写真が撮影できる、と理解しておけば間違い無さそうです。

一方で、こういった店頭でのディスプレイを撮影する際は、お皿がないことに起因するのか、どうしても料理シーンと認識してもらえませんでした。むしろショーケース内の照明に反応して「逆光」が判定されるときがあるようでした。このあたりは、すこし機能のクセを理解しておく必要がありそうですね…。

次回以降も、このAIシーン認識について、もう少し適用状況とその効果などを検証していく予定です。