arrows MAGAZINE

スマホ写真講座arrows@支部

2019.08.07 Wed

スマホ写真講座arrows@支部 第36回

arrows Be3 F-02LのAIシーン認識「逆光」を試す

こんにちは、ブログ「エアロプレイン」の のりおです。

arrowsで撮る、ということに注力するこの連載。引き続き新端末「arrows Be3 F-02L」の新機能 AIシーン認識カメラを試してみています。今回は「逆光」です。

どういう時に適用される?「逆光」

引き続き試しているAIシーン認識、今回は「逆光」です。いちおう専門用語だと思いますので解説しておきますと、カメラのレンズを向けた先に光源(明るいところ)がある状態が、この逆光になります。ちなみにですが、対して自分の背中に光源がある状態は「順光」と呼ばれます。

じつはスマホカメラのシチュエーションとしてはままあるこの逆光、どのような処理が実施されるのでしょうか?

今回は手軽な逆光のシチュエーションとして、太陽が空にある状態での空を撮影してみました…が、なんと空だけである場合、逆光の判定がされない模様。どうやらメイン被写体が手前にある状態で逆光である場合、この「逆光」が適用されるようですね。つまり、画面内での明暗差が大きくないとダメなんです。

ということで、手前に風景、奥に空を入れたのがこちら。フレームアウトさせていますが、太陽は構図外のすぐそこにいます。残念ながら逆光の判定がシビアだったため、逆光の有無を比較することはできなかったのですが、空がかなり明るいにもかかわらず、手前の木も、左右のビルも、空の色も全てがきちんと写されていますよね。

こちらは少し方向を変えてみたものこちらもギリギリですが木が黒つぶれせず、空の色も、それを反射したビルの色もきれいに出ています。

逆光モードの説明によれば「逆光をはじめ、明暗差があるシーンで被写体が明るくなるように撮影します。フラッシュ、連写は一時的にOFFになります」とあります。この表記と、撮影されたものを見るに、おそらく「逆光」は自動でHDRを適用しているのではないかと思われました。

端末の公式サイトにも「逆光モード(HDRがON)」という記載があったので、おそらく間違ってはいないかなと。単純なHDRと逆光モードの違いは確認中ですので、判明しましたらまた続報したいと思います。