arrows MAGAZINE

スマホ写真講座arrows@支部

2019.08.28 Wed

スマホ写真講座arrows@支部 第38回

arrows Be3 F-02Lのカメラでここだけは気をつけて欲しい

こんにちは、ブログ「エアロプレイン」の のりおです。

arrowsで撮る、ということに注力するこの連載。今回は、新端末「arrows Be3 F-02L」で、意外とやってしまいがちなカメラの注意点についてです。

微妙に指の影が写ってしまう問題

これまでそこそこの時間をF-02Lのカメラテストに費やしてきましたが、いまだに、どうしてもやってしまうことがあります。それが「指かぶり」です。平たく言えば、カメラに指が被って、その影が写ってしまうのです。みなさんも気がついたら画面の端に指の影が…みたいなこと、ありませんか?実はこれ、F-02L以外ではほとんどやったことがありません。なぜF-02Lのみでやってしまうのでしょう?

実はF-02Lのカメラ位置は、F-01H以来の中央ポジションなのですが、このカメラ位置が先端ではなく、スマホの中央寄りに配置されています。過去数年分のarrowsのカメラ位置を確認しましたが、それらに比べても、やはり中央に寄った配置であることがわかりました。これはつまり、スマホを普通に片手持ちしたとき、人差し指がくるポジションに近しいことを意味しています。そのため、普通に片手持ちをしてカメラ撮影を行うと、指がカメラに近い位置に置かれがちで、気がつかないうちに指の影が映り込んでしまうことがあるのです。特に横持ちをしたときが顕著でした。

これはコンパクトなarrows Beだからこそ発生してしまう事象なんだと思いますが、端末の隅にカメラが位置している端末を使い慣れていればいるほど、F-02Lを使い始めた時にやってしまいがちに思えます。

縦持ち、横持ちそれぞれの解決策を考える

そこで対策を考えてみました。まず縦位置で最も良い片手の持ち方として提案したいのが、人差し指を指紋認証センサーに置いてしまう持ち方です。これですと、指の触感だけで指を置く位置がわかりますし、指紋センサーに人差し指を置くと、自然と写り込まない持ち方になるようでした。

一方横持ちをしたときですが、まず片手でスマホを保持して撮影をする場合は、シャッターを押せる位置に指を置きますと、自然と指とカメラレンズに距離が生まれるため、写り込みが発生しません。しかし、これだと持ち方が安定せず、容易にスマホの落下や手ブレを生み出してしまいそうです。

そこで両手横持ちのベストケースをいろいろと探してみたのですが…残念ながら、安定する持ち方はことごとく指が写り込んでしまい、現時点ではこれ!といった方法を紹介することができません。とにかく、撮影前に指が写っていないかどうかをしっかりと確認してもらう…これが今のところの最善策になりそうです。

スマホのカメラが中央にあることは、ものを正面から撮りやすくとても便利なのですが、一方でスマホの小型化により、こういった想定外?の問題が生まれるようになったんだなあと、感慨深く感じました。もちろん慣れの問題が大きいとは思うのですが、ぜひF-02L使い始めの頃は、指の写り込みに気をつけてみて下さい。