arrows MAGAZINE

スマホ写真講座arrows@支部

2019.09.04 Wed

スマホ写真講座arrows@支部 第39回

スマホ写真講座的「人物撮影でここは気をつけよう」その1:線の話

こんにちは、ブログ「エアロプレイン」の のりおです。

arrowsで撮る、ということに注力するこの連載。今回は、新端末「arrows Be3 F-02L」以外でも生かせる、人物撮影のポイントです。特に「線」について意識しましょう。

鉄則:「不吉」なものを避けると気持ちが良い

arrows Be3 F-02Lでは、ポートレートモードが搭載されたこともあって、人物撮影を良くしているという方も少なくはなさそうです。もちろん他のarrowsでも、人物を撮影する機会は多いはず。そんな時、気をつけておくだけでグッと印象を良くするポイントが、いくつかあります。いわゆる「鉄則」というものですね。

今回はそのひとつ「線」について紹介します。この「線」は主に不吉な仕上がりになるものを避けるための考え方です。この不吉の考え方、日本では「切ってしまう」ことを特に嫌っているようで、そういった写真は避けられがちです。(もしかしたら海外でもそうなのかもしれません)。

次で紹介するような不吉な写真は、ほとんどの企業などのサイトではまず使われません。

ということで具体例です。

頭や首、手足の先端を線で切らない

代表的なものがこちら。人物の頭や首を背景にある横線や縦線、構造物で切らない、というものです。これは頭を切ったり首を切ったりするのは不吉だから、縁起でも無いから、という考え方からきているようですね。また、頭に構造物の縦線を重ねてしまった場合、頭から樹木が生えてしまっているようにも見える「失礼」なケースになることもあって、注意が必要です。

また、構図的に手足の先端が切れてしまうのも、縁起でもないということで避けられています。確かになんだか嫌な感じ。

ただし例外があって、構図的に頭のてっぺんが切れてしまうのはOKとされています。特に顔をアップで撮るようなポートレートの場合、構図的に頭を切ってしまうことがありますが、これは問題なしとなります。実際に見てもそこまで違和感がありません。面白いですよね。

ということで、人物を撮影する際に気をつけておきたいポイントの一例を紹介しました。次回も引き続き気をつけておきたいポイントを紹介する予定です。