arrows MAGAZINE

スマホ写真講座arrows@支部

2019.09.25 Wed

スマホ写真講座arrows@支部 第42回

スマホ写真講座的「料理撮影でここは気をつけよう」その1:とにかく順光はNG

こんにちは、ブログ「エアロプレイン」の のりおです。

arrowsで撮る、ということに注力するこの連載。今回は、新端末「arrows Be3 F-02L」以外でも生かせる、料理撮影のポイント「順光以外で撮る」について説明します。

鉄則:料理写真のとき、順光だけは避ける

気をつけておくだけで、グッと料理撮影の印象を良くするポイントのひとつ「順光以外で撮る」について紹介します。

料理撮影で気をつけることは?と聞かれたら、まずこれだけは…というものがあります。それが順光です。

この順光とは、被写体(この場合は料理)が正面から照らされている状態です。たとえば自分がスマホのフラッシュを焚くと必ず順光になりますし、照明が自分の背中側にある場合も、順光になります。とにかく料理の手前側が最も明るい状態が、この順光になります。

この順光、何が困るかといえば、単純に料理がおいしそうに写らないのです。正面から光を当てると、料理はその立体感を失い、またツヤや輝きもなくなり、質感も失われがち。反面、逆光(料理の向こう側が最も明るい状態)や反逆光(料理の側面側が最も明るい状態)で撮影すると、料理にほどよく光がまわり、とても美味しそうな写真になります。

が、実際は飲食店に入って、光の状態を選べないこともしばしば、かとは思います。座ってみたら背中が窓、みたいな状態は、強烈な順光になります。

そこでポイントとしては、とにかく順光の状態を避けることです。たとえば料理を少しだけ斜めのポジションから撮ることで、順光ではなく半順光くらいの状態にすることは容易ですし、カウンター席で無い限りは、自分が動くことで反逆光くらいには簡単にすることができます。

また、困った時は自分の頭上を確認してみてください。おおよその場合、飲食店では手元を明るくするためのライトが付いています。あまりにも外光が強い場合は、その外光を体で遮り、店内のライトを最も明るい光として撮影することもできます。

このように、少しでも順光の状態を避けて撮影することが、料理写真の鉄則です。覚えておくだけで、店内に入ったときの席選びでも写真撮影に有利な場所を選択することができるようになりますよ。また、F-02Lの場合はポートレートモードの「料理」を適用させることも忘れずに。

次回も料理写真のポイントをご紹介します。