arrows MAGAZINE

arrows研究所

2016.09.06 Tue

arrows研究所 第62回

arrows的夏休みの自由研究! 撮影編

お待たせしました!
ついに!いい写真が撮れました!
どうもI川です。

えっ!
何がって。
あれですよ。あれっ!
先日ご紹介した「スマホで天体観測」ですよ。

私の日頃の行いが悪いせいか撮影しようと思っている日は毎回天気が悪く、ついには台風がくる始末。
多少月が出たときに急いで撮影するとピントが合わずこんな写真しか撮れない状況でした。

これじゃ〜何かよくわかりませんよね。

でも今回は大丈夫ですよ。
しっかりクレーターまで撮影できちゃいました!
見たいですか?
ではご覧下さい。
撮影した写真がこちら!

超!凄くないですか?
ずーと興奮しながら撮影しちゃいました。
だってあんなに遠い月がこんなにはっきりとarrows NX F-02Hで撮影できちゃうんですよ。
みなさんにも是非この体験を味わってほしいです。

もし、この記事を読んで、月を撮影しようと思ってくれた方がいた場合に、いくつかコツを教えちゃいますね。

① スマホを取り付けるときはカメラを起動したままに!

スマホ取付台を望遠鏡本体につける際は、カメラを起動したままでカメラの中心を望遠鏡レンズの奥にある光に向けながらやるとずれることなく、簡単に取付ることができます。

② スマホと望遠鏡レンズに隙間を作らない!

スマホと望遠鏡のレンズを近づけるために、テープで固定すると、光などが横から入らずキレイに撮影ができます。

③ 事前に望遠鏡のピント調整を何度が動かしておく!

望遠鏡側のピント調整は前方につくピント調整部分を前後に動かすことでできるが、摩擦が起こり動きにくいことがあるため、事前に滑らかに動くように何度か動かしておきましょう。
私は、せっかく被写体をつかんだのにピント調整している間に角度がずれ、再度被写体の調整をしなければならないことが何度かあったので…


  • 縮める

  • 伸ばす

④ 月を撮影する場合は露出をマイナスに!

全ての場合ではないのですが、月は明るいため、露出を+もしくは0にしていると明るく光っている部分が飛んでしまう場合があります、そのため露出をマイナスにして撮影することをお勧めします。クレーターなどもしっかり撮影できちゃいますよ。
(露出の設定方法は、カメラの撮影画面を立ち上げ「MENU」→「その他」→「露出/WB調整」を選択すると調整が可能になります。)


  • 露出標準

  • 露出マイナス

⑤ 撮影するときはタイマーを利用

遠くのものを撮影するため、シャッターをタップする振動でブレてしまうことがあります。そのため、セルフタイマーを利用するとブレずにキレイな写真が撮れます。
(セルフタイマーの設定方法は、カメラの撮影画面を立ち上げ「MENU」→「セルフタイマー」を選択すると設定できます。)

⑥ 素早く撮影する

みなさんはご存知だと思いますが、月は動きます。そのため、しっかりと中央に月をとらえたら急ぎ撮影することを心がけてください。
私は、月が動くことを忘れており、なんでずれるのだろうと悩んでいました…

⑦ 月の出を調べよう

月は毎日出る時間が異なります。深夜にならなければ出ないときもあるので気をつけてください。
実は私は、暗くなれば必ず出るものだと勘違いして、今日は月がでないのか~などと思っていたため…

以上が撮影のコツです。
一部は基本情報も含まれますが…

あっ!あと一つ忘れておりました。
この望遠鏡は上下逆さまに撮影されるので、あれっと思うかもしれませんが、気にしなくていいですよ~。

今月は十五夜もありますので、「スマホで天体観測」を利用して月を楽しんでくださいね。
それではまた来週!