arrows MAGAZINE

arrows研究所

2016.11.22 Tue

arrows研究所 第71回

注目の「タテ型動画」を調べてみた!

どうも!I川です。

突然ですが、皆さんはスマホで動画を見る時どうしてますか?
改めて考えてみるまで気づかなかったんですが、スマホをタテに持ったまま動画を見ていることが増えてきたような…なんでだろう?タテのままでも見やすい動画が増えてきた?

ちょっと前まで動画と言えばヨコ。スマホで視聴する時は、画像を大きく映すために本体をヨコに持ち替えていませんでしたか?ところが、最近はFacebookやYoutubeでもタテ型に最適化された動画が出始めて、持ち替えなくても大きな画像で楽しめたりします。どうやら動画のトレンドは、「タテ型動画」にきているらしい。そこで、今回は「タテ型動画」についてちょっと調べてみました。

「タテ型動画」は、文字通り、縦型サイズの動画のこと。スマホをヨコに倒さなくても全画面表示で視聴できるのが、いちばんの特徴ですね。
アメリカの若者に人気の動画アプリ「Snapchat」「Periscope」がタテ型のフォーマットを採用したことで「タテ型動画」の注目度がアップ。FacebookやYoutubeでもタテ型動画の視聴が可能になるなど、タテ型動画が楽しめるSNSやアプリも増えていきました。

※ご注意
機種によりアプリケーションが対応していない場合があります。詳しくはGoogle Playにてご確認ください。また、本アプリの使用については、お客様の責任においてご利用ください。

日本で「タテ型動画」の先駆けとなったのは、「C CHANNEL」という若い女性向けの無料動画マガジン。ファッションや旅行、グルメなどに関心のある女性たちに人気の動画プラットフォームで、投稿されている動画はすべてタテ型。ヘアアレンジやメイク方法、ファッションのように、人物を映す時にタテ型フォーマットはとても見やすいですね。普段から自撮りや自分のコーディネート写真の投稿に慣れている読者には、なんとも馴染みやすかったそうです。

その後、「人生の経験値を上げる」をコンセプトにした、タテ型動画メディア「CONNECTA」もスタート。ライフスタイルやカルチャー、ビジネス&マナーなどの幅広いジャンルのコンテンツが用意されていて、電車での移動時間や待ち時間、ちょっとタイクツな時などに楽しむのもよさそうです。

しかし、なぜ動画がタテ型に移行しているんだろう?なぜ今なんだろう?
もはや理由は明白ですが、生活の中でスマホを使う場面がそれだけ増えているということです。LTEの普及で大容量コンテンツがモバイルで楽しめるようになったことも大きな要因ですね。これまでPCのヨコ画面で見ていたものが、スマホのタテ画面で気軽に見られるようになったわけで。こうした進化の中で、言ってしまえば「電話をしたり、メールやネットの情報を読んだりする時もスマホはタテに持っているものだから、動画もタテで見られたほうがいいじゃん」ってことになったわけです。

ここで少しだけ、スマホ・タテ型動画派のご意見を。

スマホが身近になればなるほど、ストレスのない視聴環境として「ヨコ動画」から「タテ動画」への流れが加速しそうです。
たとえば、ECサイトで商品を見せる動画も、タテ型にすることで商品の見せ方が変わるし、隙間時間でも手にしたまま視聴できることから、短時間でメッセージを伝える企業広告などにも活用が広がりそうです。

今後の展開がいろいろ楽しみなタテ動画ですが、最後に今人気のタテ型動画を一つご紹介します。六人組ヒップホップアイドルグループlyrical school(リリカルスクール)の「RUN and RUN」のミュージックビデオは「タテ型動画」で視聴できる作品。ビデオを見ているとは思えない不思議な感覚に陥ります。タテ型をうまく使った新しい動画の世界をのぞいてみてください。
今後の縦型動画発展から目が離せない!

ではまた来週!