arrows MAGAZINE
arrows研究所
2017.05.09 Tue
arrows研究所 第92回
Smart Lockってどんなもの?
どうも先日ちょっとした段差で転んだI川です。
連休もどこにも行けなかったし、運動不足なんですかね~?
暖かくなってきたので、arrowsを持ってお出かけしたい気分です。
それはさておき、今回はAndroid5.0から搭載されたSmart Lockに関して、いろいろ調べていきたいと思います。
Smart Lockとは、自宅にいる時や端末を持ち運んでいる時など設定した条件に合っている場合に、端末のロックが解除されたままになるという機能です。
毎回使うたびにロック解除するのは面倒という方には便利な機能ですね。
でもarrows NX F-01Jなどの虹彩認証にしていれば、画面を見るだけなのでそれほど面倒ではないかもしれませんが…
まあそこは置いておいてどんなものか見ていきたいと思います。
まずどのようなシーンで設定ができるかですが、以下の5つのシーンです。
それでは一つずつ見ていきたいと思います。
【シーン1】持ち運び検知機能
身につけている間は端末のロックを解除できるというものです。
手に持っているときや、バッグに入れて持ち運んでいるときなどはロックがかからず、机などに置くとロックがかかります。
ここでこんな疑問が浮かんできました。
- 置いてどのぐらいでロックがかかるの?
- どのような置き方でも置いたと検知されるの?
気になったので試してみることに。
1. 置いてどのぐらいでロックがかかるの?
結論から言うと、置いてから大体20秒ぐらいでロックがかかりました。
5秒、10秒、15秒と試したのですが、ロックはかからず利用ができ、20秒間机に放置するとロックがかかっていました。
2. どのような置き方でも検知されるの?
スマホを立て置きしたり、横に立てかけるようにしてみましたが、ロックはかからず、通常置くように背面や表面を机に置かないとロックがかかりませんでした。
ロックがかかるまでの時間もちょうどいいし、立てかけて動画を見たりすることは問題なくできそうなので、これは使えそうですね。
【シーン2】信頼できる場所
端末がある場所をGPSで検知して信頼できる場所にいる間はロックが解除された状態にできるものです。
登録した場所からどのぐらい離れるとロックがかかるのか気になったので試してみました。
GPSの精度にもよると思いますが、結果としては、大体半径30m~50mぐらいでロックがかりました。
家族に使われても問題ない方や一人暮らしの方など、自宅ではロックはいらないという方にはオススメですね。
【シーン3】信頼できる端末
Bluetoothで通信できる端末(ペアリング設定済のもの)が近くにある場合はロックが解除された状態にできるものです。
信頼できる場所と同様の疑問が浮かんできました。
Bluetoothで通信できる端末とどのぐらい離れるとロックがかかるの?
Bluetooth接続を遮る壁などがなければ最大100mぐらいはいけるとのことですが、部屋の中で試したので、最大で約15mは問題なくロックがかからず利用できました。部屋の外に出てしまうとBluetooth接続が壁などで遮られてしまうようでロックがかかるという結果になりました。
Bluetooth対応のヘッドセットやバンドなどを利用する方には便利な機能なのではないでしょうか。
【シーン4】認識済みの顔
※セキュリティ解除方法で虹彩認証を利用している場合、こちらは利用できません。
自分の顔を設定することで、自分の顔がスマホの前にあると自動的にロックが解除された状態にできるものです。
サングラスをしたり、変な顔をしても認識されるか試してみました。
変顔は認識したりしなかったりで、サングラスに関しては認識されなかったので、普段メガネかけている人はメガネをかけて、設定することをオススメします。
多少似ている顔だとロックが解除されるようなので、セキュリティ的には不安な面もあるため使用する際は気をつけてくださいね。
【シーン5】信頼できる音声
※「OK Google」に声を登録した後「信頼できる音声」をオンにする必要があります。
「OK Google」で登録した声と同じと判断された場合に、ロックが解除された状態にできるものです。
声を少し変えてみたら反応するのか試してみました。
多少声色を変えただけでは反応してしまうので、声が少しでも似ている方や特に兄弟などは反応してしまう可能性があります。顔認識と同様にこちらもセキュリティ的にはちょっと不安な感じがします。
あと外出先では、スマホに喋りかけないといけないため、ちょっと恥ずかしいかな~と思いました。
まとめ
5つのシーンの中で、私個人的には持ち運び検知機能が自分の生活スタイルに合ったとても便利な機能だと感じました。
その他4シーンも使い方や使う場所、またライフスタイルによっては、スマートフォンがより使いやすくなるのではないかと思いました。
以上です。
それではまた来週!