arrows MAGAZINE

arrows研究所

2018.05.29 Tue

arrows研究所 第144回

お手頃ミドルレンジ、こだわりはハイエンド
「arrows Be F-04K」発表会に行ってきました!

どうも!I川です。 春だな~と思ったら猛暑日が続き、このまま夏かな~と思ったら、その前に梅雨があったんですね。
シトシト雨が降る時期は、特に雑菌の繁殖が気になります。
食事前の手洗い、大事です。そして、実は、スマホ洗いも大事なんです!
5月23日に開かれた「arrows Be F-04K」発表会で、そのワケもナットク。
今回は、そんな話題も含め、発表会の様子をレポートします!

富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社が目指すもの

発表会でまず登壇したのは、富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社(通称:FCNT) 代表取締役社長 髙田克美氏(以後髙田社長)。FCNTは、2年前に富士通グループのモバイルフォン事業を母体に発足した会社です。今回の2018年夏新商品発表に先立ち、髙田社長からFCNTの事業方針と4月からの新体制について紹介がありました。

スマートフォンの進化・普及により、新たなサービスが実現し、人々の生活スタイルを変えたり、まったく新しいビジネスモデルが出現したり、社会の仕組みすら変えるようなことが日々起きています。こうした新しい流れの根底にあるものが、人と人だけでなく、人ともの、人と事業、人と社会などを“つなぐテクノロジー”であると、髙田社長は言います。「我々は“つなぐ技術”というものを、NTTドコモ様に提供するスマートフォンの開発の中で長年培ってきました。この技術をコアと位置づけ、さらに磨きをかけて、端末だけではなく端末を起点としたあらゆるサービス、あるいは社会の課題を解決するようなソリューションを提供していきたい」と、ビジョンを語りました。

続いて、4月にスタートした新体制についても髙田社長から紹介がありました。
FCNTは、同社のマザー工場であるジャパン・イーエム・ソリューションズ株式会社(JEMS)とともにポラリスキャピタルグループの支援を得て、事業の発展強化を目指します。独自のテクノロジーを活用し、注力する事業領域は次の3つです。

① プロダクトビジネス

プロダクトに関してまず取り上げたのが、FCNTが誇るコアテクノロジーの一つ目がユニバーサルデザイン。シニアからお子さんまで、見やすさ・聞きやすさ・使いやすさを追求した、幅広い商品ラインナップの開発に取り組んでいます。

次に、セキュリティ技術についても説明。1人1台スマートフォンの時代、端末のセキュリティがとても重要になっています。arrowsはいち早く生体認証を取り入れ、最近では指紋認証だけでなく、虹彩認証を採用したスマートフォンも提供しています。「ユーザーの安心、安全をきちんと守るというのが日本のメーカーの特徴であり、強みでもある」と髙田社長。

そして、もちろん“割れにくい”ことも、プロダクトとして忘れてはいけないポイント。スマートフォンを購入したら、それを長く使っていたいというユーザーが多い一方で、普段の生活の中には“スマホ割れ”や“スマホ汚れ”といったキケンもあります。
arrowsでは、去年から“壊れにくい、堅牢なつくり”を新たな製品特徴として打ち出していますが、それを引き続き強化していくとともに、全商品が防水・防塵仕様であることを活かした“ハンドソープで洗える”耐久性もアピールしていきます。

② サービスビジネス

事業領域の2つ目は、サービスビジネスです。まず、継続して提供しているSNSサービス、らくらくコミュニティについて紹介がありました。会員数135万人突破、シニア向け日本最大のSNSサービスです。

同コミュニティの利用者は、ほとんどがらくらくシリーズのユーザーですが、それ以外の人も参加可能。安心安全にお友達などと情報交換ができる場として提供しています。「一人暮らしの高齢者が外部とつながる機会としても重要。端末の付加価値としても重要なポイントになると思います」と髙田社長。また、リテラシーの高いシニアの方に向けて、オンラインの麻雀ゲームのような、楽しいメニューを増やすなど、コミュニティの活性化を図っていきます。

次に、サービスビジネスとして紹介されたのが、ヘルスケアサービスです。今年の初めから提供をスタートした「ララしあ」は、歩数や歩速、睡眠時間、心拍数、心の健康度などのバイタル情報をスマートフォンで一元管理し、生活習慣の改善をサポートするサービスです。超高齢化が進む中では、普段の生活でいかに健康維持に努めているかが大事な要素になってきます。髙田社長は、「我々のスマートフォンを持っていただけば、それだけで健康になれる。そんな世界を作り上げていきたい」と、語りました。

③ ソリューションビジネス

3つ目の事業領域は、ソリューションビジネス。おもに法人、企業のお客様向けの取り組みです。アライアンスパートナーと提携し、IoTの市場、コネクテッドビークル、そして、アジアを中心とした海外市場に目を向け、さまざまな取り組みをスタートさせています。

たとえば、NXPセミコンダクターズ N.V.と連携し、AndroidのIoTプラットホームをベースにしたさまざまな開発支援・技術サポート・コンサルティングなどを手がけ始めています。
また、それ以外にも、スマートフォンで培った無線技術や電波を扱うシールド技術などは、コネクテッドビークルの分野でも大変重要なもので、さまざまな車関係の企業からも打診を受けています。FCNTでは、こうした部分をさらに発展させて、事業拡大を図っていきたい考えです。

いよいよ登場! 18年夏新商品「arrows Be F-04K」

さて、FCNTの事業紹介に続いて、いよいよ新商品のご紹介! こちらも、引き続きプレゼンテーターは髙田社長です。

5月25日からdocomo with対象商品として発売された「arrows Be F-04K」。特にご紹介したいポイントは大きく3つです!

① 一眼レフ技術で夜景がカンタン、キレイに撮れるカメラ

ミドルレンジの端末でも、やっぱり撮りたいシーンを逃したくないという気持ちは同じです。天気の良い日ならばどんなスマホカメラでもキレイに撮れますが、夜空の月や花火を撮るのは難しい。といって、一眼レフカメラを持ち歩くのも大変です。そこで、今回の「arrows Be F-04K」では、カメラの性能にこだわっています。一眼レフにも搭載されるオートフォーカス技術により、素早くピントを合わせることができ、暗いシーンでも撮りたい瞬間を逃さず、キレイな写真が撮れます。

また、被写体を指で囲むだけで自動にズームする機能も新たに搭載。たとえば、動画撮影中に自分のお子さんだけをフォーカスすることも、ワンタッチでできるのです。

② 泡タイプのハンドソープで洗える!

注目ポイントの2つ目は、“洗える”ということ。もともとarrowsは全て防水・防塵仕様。その部分を活かし、安心して洗っていただける商品になりました。

たとえば、いつも使っている車のキーはめったに洗うことがないので、実は結構汚れています。スマートフォンも同様に、いつも使うものですから、きれいにできるにこしたことはないはず。そこで、「arrows Be F-04K」では、“洗える”ことも一つの特徴としてアピール。洗い方はハンドソープで普通に洗えるのがポイント。この後で詳しくご紹介します。

③ 画面割れに強く、ずっと安心して使える

3つ目の注目ポイントは、「割れない刑事」シリーズのCMでもご紹介中の“割れにくい”こと。

独自の画面割れに強いSOLID SHIELD(ソリッドシールド)構造により、1.5mの高さから26方向でコンクリートへ落下させる厳しい試験をクリア。去年のモデルからさらに曲げ強度が15%アップしています。「割れにくいというからには、それなりにお客様に認めていただけなければいけないと、日々そういった開発に取り組んでいます。arrowsが割れにくいということを、皆さん、今日改めて覚えていただきたいと思っています」と髙田社長。そして、「割れない刑事」シリーズの新作についても「非常に楽しいCMに仕上がっています。ご期待いただきたい」と話しました。

事業展開、新商品と紹介を終え、髙田社長は最後に、「新生FCNTはこれから、端末からサービス、ソリューションと、さらにビジネスを拡大強化してまいります。今後も引き続き日本メーカーとして皆さまに可愛がっていただければと思いますし、ぜひ、この機会にarrowsを使ってみていただければと思います」と結びました。

スマホって意外と汚れている!? 実演、スマホ洗い

続いて行われたのが、「arrows Be F-04K」のスマホ洗いの実演です。

司会に促されて2人の女性、商品企画部の山田さん(写真左)と営業統括部の田中さん(写真右)が登壇しました。

そもそもスマホは本当に汚れているのか? を確認するため、汚れ量がわかる専用の測定器を用意。汚れの比較基準となる数値として、まな板・包丁、キーボード、使用後の靴下の数値が表示されました。食品関連の衛生管理検査でまな板・包丁の防カビ基準は500RLU以下で、汚れ量が500以下ならとてもきれいということになります。キーボードは6000 RLU、使用済みの靴下に至っては40000RLUと、汚れ量はかなり大きな数値になっています。

では、スマートフォンの汚れ量はどうでしょう。壇上の山田さんが実際に数日使用した「arrows Be F-04K」の汚れ量を田中さんが測定します。

専用の綿棒でスマートフォンから採取した汚れを測ってみると、3419RLU。「結構汚れていましたね」という司会に、「女性の場合、ファンデーションか何かが画面についてしまうこともある」と田中さん。

次に、汚れたスマートフォンをしっかり水洗いし再び測定(※洗浄の際は、必ず本体の電源を切り、スロットキャップ、ワンセグアンテナをしっかり閉じた状態で行ってください)。すると、11466RLUという予想外の高い数値で、洗う前よりも数値が上がる結果に。水洗いでは、汚れはキレイにならないのです。
最後は、泡タイプのハンドソープを使ってスマートフォンを洗うことに。泡を水で流し、しっかり水気を拭き取って汚れ量を測ってみると、結果は953RLU。汚れが落ち、キレイになったことがわかります。

コーナーの締めくくりに、壇上の山田さん、田中さんが「arrows Be F-04K」にかける思いをコメントしました。

山田さん今ご紹介した“洗える”とか、割れにくい、長くきれいに安心して使っていただける機能に併せて、カメラ自体も前モデルから進化して、暗いシーンなどもキレイに撮れるようになっています。また、見やすさ、使いやすさも進化しています。

田中さん今回の「arrows Be F-04K」は、docomo withということで、大変お求めやすい価格帯になっています。また、スペックについてもフルフルで対応していますので、そう言った意味ではお買い得感満載の端末だと思います。この機会に使っていただきたいと思っています。

「割れない刑事(デカ)シリーズ、第3弾、放映開始!

発表会の最後は、小栗旬さんと山田孝之さんが出演する「割れない刑事(デカ)」の新作CMの紹介がありました。シリーズの第3弾は、「現場」篇と「取調室」篇です。

発表会では、小栗さん・山田さんからのビデオレターが映し出され、「今回は割れない刑事だけでなく、スマホを洗ったり、花火を撮ったりしたスピンオフ動画も公開になります。今回もコミカルで楽しい作品ができたと思います。皆さんarrowsをよろしくお願いします」とメッセージが紹介されました。

CMの放映は5月25日からスタート。皆さんお楽しみに!
また、割れない刑事のスペシャルサイトでは、「取調室」篇の60秒バージョンをWEB限定公開。こちらのサイトでチェックしてみてください!

タッチ&トライで、「arrows Be F-04K」の魅力を実感!

新作発表会の後は、会場でのタッチ&トライです。

まずはカメラ機能をチェック! 暗所でもキレイに撮れるかを確認に。確かに旧機種に比べると、夜空に浮かぶ花火もくっきり。Dual PDセンサーを搭載し、全画素でピント合わせができるので、速く、しかも正確なのです。
また、好感度センサーにより従来モデルの約1.7倍の明るさで撮影が可能に。夜景や薄暗い室内などでも明るく、見たままをのこせます。

次に向かったのは、堅牢性。落下デモや圧迫デモを試し、“割れにくい”ことを実感。パネルの曲げ強度の写真には、ここまで曲がっても大丈夫なのかとびっくりです。

見やすい、使いやすさをサポートする「Exlider(エクスライダー)」は、電源キーをなぞるだけで、小さい文字や表示を自由自在に、自分の見やすいサイズに調整できる機能。また、「くっきり」表示は、アイコンをタップすると画面が拡大し、地図や文字が見にくい時には便利な機能です。

「arrows Be F-04K」には、健康をサポートする「ララしあ」とつながるアプリ「ララしあコネクト」をプリインストール。スマートフォンで生活習慣の改善をサポートします。

このほか会場では、arrowsシリーズのラインナップ、らくらくシリーズなども展示。あれこれ手に取りながら、企画開発から製造品質管理まで一貫して国内生産にこだわるarrowsの魅力をしみじみ実感。

ミドルレンジのスマートフォンも、こだわりはハイエンド級。皆さんも、「arrows Be F-04K」の機能をぜひ試してみてください。
ではまた次回!