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arrowsマニア情報局

arrowsマニア情報局 第2回

海外でも国内通話料金で電話OK! ARROWSケータイ×ARROWSスマホの併用テクニック(前編)


ずっとケータイ(フィーチャーフォン)とスマホの併用派です。

ARROWS@をご覧の皆様、「せう」です、こんにちは。この記事が載る頃には、私はドイツにいるはずです。別に本場のドイツビールを飲みに行こう、っていうわけではなく、仕事での出張です。初ヨーロッパが仕事とは、なかなかなものですね。ちなみに、初海外は今年3月の香港という“遅咲き”です(こちらはほぼ観光です。すみません)。

もちろん、「ARROWSケータイ F-05G」を持って海外に行くわけです。F-05Gはドコモの国際ローミングサービス「WORLD WING」に対応している(※)ので、海外でも自分の携帯電話番号からかかってきた電話に出られますし、メールのやりとりやWebサイトの閲覧も可能です。「海外パケ・ホーダイ(https://www.nttdocomo.co.jp/service/world/roaming/charge/kaigai_pake_hodai/index.html)」や「海外1dayパケ(https://www.nttdocomo.co.jp/service/world/roaming/charge/1day/index.html)」にも対応しています。

(※ただし、対応する通信規格が「W-CDMA」(3G)だけですので、「GSM」(2G)しか整備されていない国・地域に行った場合は困るかもしれません……。)

しかし、国際ローミングを使った通話・通信は「割高」です。電話の着信時にも「着信料」がかかりますし、日本宛ての電話料金やパケット通信定額サービスも国内用と比べると結構高価です。今回の海外出張はちょっと長め(日本時間で11日間予定)なので、(後から経費精算できるとはいえ)自腹するとなると、ちょっと腰が引けてしまいます。できることなら、現地の通信手段(プリペイド携帯電話や公衆Wi-Fiサービス)を併用して節約したいです。でも、だからと言って、日本からの「電話に出んわ」とか、「メールは参ーる(めーる)から見ない」というわけにはいきません。


ドコモスマートフォン「ARROWS NX F-04G」

そこで、自分宛てにかかってきた電話や送られてきたメールを安価に受けつつ、日本への通話やメールも安価に行う方法を数回に分けてご紹介します。まず、「ARROWS NX F-04G」を使って、海外で安価な電話ライフを送る方法を2回に分けてご紹介します。今回は、使うモノのご紹介から。


海外では着信にも料金がかかります!(画像はドコモの「ご利用ガイドブック(国際サービス編)」(https://www.nttdocomo.co.jp/service/world/guidebook/index.html)から引用)

着信料がかかるだけでなく、日本への通話料金も割高…。(画像はドコモの「ご利用ガイドブック(国際サービス編)」(https://www.nttdocomo.co.jp/service/world/guidebook/index.html)から引用)

先ほども述べたとおり、海外ローミング中にかかってきた電話に出ると「着信料」がかかります。これ、上の画像で示したとおり意外と高いのです……。しかも、日本宛ての通話料はもっと割高……orz


NTTコミュニケーションズの「050 plus」を使います!

そこで、スマートフォンやタブレットで使える「インターネット電話(IP電話)」アプリを活用すればいいのです。自分が使っているのは、この手のアプリの草分けであるNTTコミュニケーションズの「050 plus(http://506506.ntt.com/smp_ap/050plus/)」です。月額基本使用料324円(税込)で、「050」で始まる電話番号が1つ割り振られます。050 plus同士、あるいはNTTコミュニケーションズのインフラを使ったIP電話(「OCN ドットフォン」「@niftyフォン-C」など)宛ての通話は無料、その他のIP電話や固定電話への通話は8.64円/3分、国内携帯電話への通話は17.28円/1分となります。

050 plusのすごいところは、インターネットさえ使えれば、世界中どこでも日本の050番号で発着信できてしまうこと。要するに、海外にいても上に挙げた通話料金で利用できるのです。国際電話も、国際ローミングで発信するよりも安価です(通話料金は宛先の国による)。


ドコモの「転送でんわサービス」は転送時に契約プラン・発信先に応じた通話料がかかる。ということは……(画像はドコモのサイト(https://www.nttdocomo.co.jp/service/communication/transfer/notice/)から引用)

一方、ドコモには携帯電話にかかってきた電話を別の電話番号宛てに転送する無料サービス「転送でんわサービス(https://www.nttdocomo.co.jp/service/communication/transfer/index.html)」があります。転送でんわサービスは、ドコモの携帯電話番号から発信できる全ての電話番号に転送できます。転送が成立した場合は、自分の携帯電話から転送先への通話料金がかかります。

ポイントは「自分の携帯電話から転送先への通話料金」というところ。ここの通話料金は、自分が契約している携帯電話の料金プランに準拠するのです。つまり、「カケホーダイ&パケあえる」の「カケホーダイプラン」では国内の電話番号宛ての転送はいくらでも無料でできるのです。

何が言いたいのかというと、ARROWSケータイの番号をカケホーダイプランにして、海外渡航前にARROWS NXの050 plus宛てに転送する設定にしておけば、海外で割安に電話ができるようになるのです!

ということで、次回は、実際に設定して使う方法をご紹介します。お楽しみに!