arrows MAGAZINE
arrowsマニア情報局
2017.02.24 Fri
arrowsマニア情報局 第65回
どうでも良いように見えて実は重要! microSDカードの取り外し方
arrows @をご覧の皆様、「せう」です。前回、Pokémon GO Plusについて取り上げましたが、そんなPokémon GOに本格的に「ポケットモンスター 金・銀(Pokémon Gold・Silver)」のモンスターが実装されましたね。さっそくいろいろゲットしているところです。
microSDカードの取り外しには注意が必要です!!
話は全く変わりますが、arrows(ARROWS)にはmicroSDカードスロットが付いています。音楽データや画像データをmicroSDカードに置いておけば、内蔵ストレージの容量を節約できます。
人によってはめったにないことかもしれませんが、一度入れたmicroSDカードを外すとき、いきなり外してはいけないことをご存じでしょうか?
Androidは「Linux」ベース→ストレージは「アンマウント」が必要
いきなりストレージを外すと怒られます
arrowsが採用しているAndroidは、パソコンなどで使われている「Linux(リナックス)」というOSを下敷きにしています。Linuxではストレージの利用開始時に「マウント」、利用終了時に「アンマウント」と呼ばれるソフト上の操作が必要です(※)。
マウントは「端末にストレージが取り付けられましたよ!!」とOSに伝えるための手続きで、最近ではSDカード類やUSBストレージについては「自動マウント」ができるようになっています。一方、アンマウントは「端末からストレージを取り外しますよ!!」とOSに伝えるための手続きで、こちらは性質上自動対応できません。
LinuxベースのAndroidも例外ではなく、外部ストレージは自動マウント(一部の機種ではUSBストレージは手動マウント)・手動アンマウントとなります。そのため、microSDカードを勝手に抜くと勝手に外すなという警告文が出るようになっています。
(※)ストレージの「マウント」「アンマウント」操作は、Linuxが参考にした「UNIX(ユニックス)」というコンピューター用OSに由来します。LinuxやAndroidの公式な位置付けは「UNIXのようなもの」(UNIXとしての認証を受けていないOS)ですが、UNIXを下敷きにしていることには変わりないのでストレージのマウント・アンマウントはかなり厳密に行う必要があります。
ちなみに、AppleのmacOS(旧:Mac OS X)は公式にUNIXとして認められているOSで、やはりストレージのアンマウントはかなり厳密です。
microSDカードのアンマウントは2通りの方法がある
アンマウントは通知パネルスイッチ(左)か「ストレージとUSB」(右)から行う
arrowsの場合、microSDカードの取り外しは通知パネルスイッチの「SDカード」をタップするか、端末設定から「端末管理」→「ストレージとUSB」と進み、「SDカード」表示の横にあるイジェクトアイコンをタップするとmicroSDカードをアンマウントできます。
通知パネルスイッチからアンマウントした場合は注意喚起の表示が
microSDカードをアンマウントする際には、以下の点に注意しましょう。
- SDカードにインストールしたアプリは再マウントするまで起動できない
- 内蔵ストレージにインストールしたアプリでも、microSDカード上にデータを置いている場合はアクセスできない
この注意点は、通知パネルスイッチからアンマウント操作をした場合は画面表示にもされます。
ということで、arrowsからmicroSDカードを取り外す場合は、面倒でもアンマウント操作をしましょう!