arrows MAGAZINE
arrowsマニア情報局
2017.06.02 Fri
arrowsマニア情報局 第77回
USBテザリングをしようとしたらWindowsが不安定? そんな時にチェックしたい項目
arrows @をご覧の皆様、「せう」です。この記事が載る頃には海外出張に帰るべく荷造りをしているところだと思います。出張で海外というのは、思っている以上にハードなのです……。単に遊びに行くだけというのとはまた違うものですorz
USBテザリング、重たいと感じることがありませんか……?
無線LAN(Wi-Fi)の電波が飛び交う状況では、Wi-FiテザリングやBluetoothテザリングを使うと接続が不安定になることがあります。そこで役に立つのが「USBテザリング」です。
Windowsでは別途デバイスドライバー(ハードウェアを動かすためのソフトウェア)不要でUSBテザリングできるのですが、USBテザリングをオンにするとブラウザやネットワーク設定まわりのアプリが不安定(厳密には応答が極端に遅くなる)ことがあります。これを解決するには、どうしたらいいのでしょうか……?
原因は自動インストールされるドライバーにあり
原因はこれ!
arrowsを含むAndroid端末のUSBテザリングは、Microsoftが定めた「Remote NDIS(Network Driver Interface Specification)」という仕組みに準拠しています。Windows Vista(最近サポートが切れましたね……)以降のWindowsでは、標準でこの規格に準拠するデバイスを動かすためのドライバーが用意されています。
しかし、Windowsが備えているRemote NDISドライバーにはいくつか種類があり、「Remote NDIS based Internet Sharing Device」というドライバーがインストールされた場合に、先述の事象が起こるのです……。
デバイスドライバーを入れ替えよう
デバイスマネージャーで「ドライバーの更新」を選ぶ
であれば、このドライバー“以外”のRemote NDISドライバーに変えてあげればいいのです。
手順は以下の通りです。
- 「デバイスマネージャー」を開く(Windows 10ならキーボードでWindowsキー→Mキーで開ける)
- デバイスのジャンルの「ネットワークアダプター」内にある「Remote NDIS based Internet Sharing Device」を探してマウスを右クリック
- 「ドライバーの更新」をクリック
- 更新の画面が出たら「コンピューターを参照してドライバー ソフトウェアを検索します」をクリック
- 次の画面で「コンピューター上のデバイス ドライバーの一覧から選択します」を選択
- 次の画面で「互換性のあるハードウェアを表示」のチェックを外す
- 次の画面で「製造元」に「Microsoft」、「モデル」に「Remote NDIS Compatible Device」を選択して次へ進む
- 「ドライバーが互換性あるか確認できてないよ」という旨の警告表示が出たら構わず「はい」をクリック
- ドライバーの更新完了を待つ
これで、USBテザリングを安定して使えるようになるはずです。困っていた方、ぜひ試してみてください!
※ご注意
お客様の端末及びPC環境によっては対応出来ない場合もございます。本対応はお客様の責任において実施願います。