arrows MAGAZINE

arrowsマニア情報局

2017.10.27 Fri

arrowsマニア情報局 第97回

arrowsは3機種対応予定! 「Android 8.0」の新機能を先行チェック!(その2)

arrows @をご覧の皆様、「せう」です。NTTドコモから新しいarrowsが出ますね。スマホが「arrows NX F-01K」、タブレットが「arrows Tab F-02K」です。そのうち、マニア情報局でも取り上げる予定ですのでお楽しみに!


arrowsでは3機種が対応!

前回に引き続き、今回はarrowsでは先述の2つの新機種に加えて「arrows NX F-01J」が対応することになった「Android 8.0」(Oreo)の新機能を紹介します。

自動入力(オートフィル)がOSレベルで可能に


メーカー独自実装しなくても自動入力できます

現在、arrowsでは「パーソナルノート(パスワードマネージャ)」というID・パスワードの自動入力(オートフィル)機能を備えています。他メーカーのAndroidスマホ・タブレットでも、メーカー独自に同様の機能を搭載していることがあります。

Android 8.0ではOSレベルで「自動入力サービス」に対応したため、メーカーが独自に自動入力機能を開発しなくても良くなりました。自動入力サービスはアプリとして提供されるため、自分好みの機能を備える自動入力アプリを切り替えて使えます(現時点ではGoogle Playに対応する自動入力アプリは存在しないようですが……)。

「提供元不明のアプリ」の仕様変更


ダウンロードに使ったアプリ単位で管理するようになりました

Androidでは、ストア(Google Play、メーカー・キャリア独自ストア)以外のソース(出どころ)からも「提供元不明のアプリ」としてアプリをインストールできます。セキュリティ的な観点からは推奨されませんが、Googleやメーカー・キャリアを通さずにアプリを提供できるという利点はあります。

従来のAndroidでは、「提供元不明のアプリ」のインストール可否を一括設定していましたが、Android 8.0ではAPK(アプリケーションパッケージ)ファイルの入手に使ったアプリ単位で設定するようになります。この仕様変更に伴い、同じAPKファイルでも別のソースから入手したもので上書きインストール(再インストール)する時は別途許可を与える必要がありますので注意が必要です。

ピクチャーインピクチャー(PIP)のサポート


ピクチャーインピクチャーはアプリ単位で設定できます

一部のメーカーのAndroidスマホ・タブレットでは、アプリの上に別のアプリを上乗せ表示する「ピクチャーインピクチャー(PIP)」を独自実装していました。一方、同じAndroidでも、テレビやセットトップボックス(STB)向けの「Android TV」では、OSレベルでPIPを実装していました。

Android 8.0ではスマホやタブレットでもPIPをOSレベルでサポートするようになりました。ただし、端末とアプリの双方でPIP対応する必要があります。

ということで、主な新機能はこれぐらいでしょうか。arrowsのバージョンアップ対象3機種も、ここまで紹介した新要素の多くを採用すると思われます。とりあえず、なるべく早くバージョンアップしてくださいね!(チラチラ