arrows MAGAZINE
arrowsマニア情報局
2017.11.10 Fri
arrowsマニア情報局 第99回
やっと時代に追いついた? 新しいarrowsが採用する「USB Type-C」ってなあに?(その1)
arrows @をご覧の皆様、「せう」です。arrowsマニア情報局も、99回目を迎えました。あと1回で100回です。読者の皆さんが支えてくれたからこそ、これだけ長く続いているのだと思います。これからもいろいろと頑張ります!
ついに、arrowsにもUSB Type-Cの時代が……!!(写真はコネクター側)
ところで、NTTドコモの2017年冬モデルとして登場する「arrows NX F-01K」と「arrows Tab F-02K」には、arrowsとしては初めて「USB Type-C」という端子を搭載しています。この端子、従来のUSB端子(USB Micro-B)と比べると、どういうメリットがあるのでしょうか……?
「USB Type-C」には親子関係がない!
USB Type-C端子は向きの上下がない!!
従来のUSB端子には、大きく分けると「Aタイプ」と「Bタイプ」のコネクターがあります。Aタイプは「親デバイス(使う側)」、Bタイプは「子デバイス(使われる側)」という区分があり(※)、ある意味で搭載するコネクターで「主」なのか「従」なのかが分かるようになっています。Bタイプにはサイズが「通常」「ミニ」「マイクロ」の3種類があり、arrowsを含む多くのAndroidスマートフォン・タブレットではマイクロ形状の端子が使われてきました。
それに対して、USB Type-C端子は親子で共通形状です。両端がUSB Type-C端子なケーブルの場合、どちらが親でどちらが子なのかを考えずに差し込めるのです。
- ※Bタイプ端子のうち、ミニ・マイクロ形状のものには親子兼用の「USB On-The-Go(USB OTG)」という規格もあります。USB OTGに対応しているBタイプ端子を持つデバイスでは、変換アダプターを用意することで親デバイスとしても使えます。
(arrowsも最近の上位機種はUSB OTGに対応しています)
「USB Type-C」には上下もない!
よーく見ると、上下対称!!
USB Type-C端子は端子の上下もありません。つまり、端子の向きを考えずに差し込めるということです。向きの違いは機器側で吸収してくれます。
充電する際に「どっちが上(下)だっけ……?」と悩むことがなくなるのです。
ということで、大きな違いはこれくらいです。次回は、マニア情報局らしく、もっとツッコんだ違いを見ていきます。