arrows MAGAZINE
arrowsマニア情報局
2018.01.12 Fri
arrowsマニア情報局 第106回
国際ローミングでデータ通信するときに確認したい設定
arrows @をご覧の皆様、「せう」です。新年を迎えました。2018年もどうぞよろしくお願い致します。
F-01Kで撮影したラスベガスの朝
新年初の情報局ですが、実は海外出張先からお送りしています。国内ではあまり気にならないことも、海外に行くと気になることが少なくありません。その1つが、スマホの通信設定です。以前も一度取り上げましたが、改めて取り上げようと思います。
データ通信の「ローミング」はデフォルトで“無効”
料金面での事故防止のために、デフォルトでは“無効”なデータローミング
携帯電話・スマートフォンが本来契約している通信事業者(キャリア)以外のキャリアで通信することを「ローミング」と言います。いわゆる「島国」である日本では現在ローミングを使うシーンはありませんが、複数の国が陸続きになっている場所なら結構使う機会がある機能です。
今持っている携帯電話・スマートフォンを日本の番号(SIMカード)のまま海外で使う場合、当然にローミングすることになりますが、標準設定では音声通話とSMSのみローミングする設定になっています。
要するに、ネットにつなぐための「データローミング」は、別途設定をしないと「有効」にできないのです。理由は、世界の多くのキャリアがローミング中のデータ通信料金を国内とは別設定(かつ、国内よりもおおむね高額)としているからです。
データ通信をしたいなら“有効”に
警告にひるんではいけません
しかし、NTTドコモやau(KDDI・沖縄セルラー電話)では、特定の国・地域において24時間980円でデータ通信を使えるサービスを展開しています。
ドコモの「海外1dayパケ」は、キャンペーンながら特定の国・地域では容量無制限で使えますし、auの「世界データ定額」は国内の通信容量シェア可能で大変使い勝手が良好です。下手にWi-Fiルーターを借りたり現地でデータ通信用のプリペイドSIMカードを調達したりするよりも安価です。
これらのサービスを使う場合、データローミングを「オン」にしないといけません(※)。以下の手順でデータローミングをオンにしましょう。
- 設定画面を開く
- 検索バーで「データローミング」を検索
- スイッチをオンにする
- データ通信料金に関する警告が表示されたら「OK」をタップ
これだけです。海外1dayパケや世界データ定額を契約している回線の場合、データローミングをオンにしてもユーザーが操作しない限りデータ通信は有効になりません(※)。なので遠慮なくオンにしちゃいましょうw
データローミングをオフにする場合は、手順3までやればOKです(もちろん、スイッチは「オフ」にします)。
※ ドコモの「海外1dayパケ」の場合、データローミングをオフにしないとサービスの有効化(アクティベーション)ができません。24時間経過後に再度使いたい場合は、面倒ですが「データローミングをオフ→アクティベーション→データローミングをオン」の操作を行って下さい。
auの「世界データ定額」ではこのような操作は不要ですが、24時間経過したら専用のWebページまたはアプリからアクティベーションを再度行う必要があります。
さあ、皆さんも海外でarrowsを……と言いたいところですが、ちょっとした注意点が他にもありますのでそれは後日(ちょっとarrowsに対して厳しいことを言ってしまうかも……)。