arrows MAGAZINE
arrowsマニア情報局
2018.11.02 Fri
arrowsマニア情報局 第145回
arrowsが3機種バージョンアップ! 「Android 9 Pie」の新機能を先行チェック!(その2)
arrows @をご覧の皆様、「せう」です。2018年もあと2ヶ月。1年がたつのも早いですね(((
arrowsは3機種バージョンアップする「Android 9」
NTTドコモから発売されているarrowsのうち、「arrows NX F-01K」「arrows Tab F-02K」と「arrows Be F-04K」はAndroid 9(Pie)へのOSバージョンアップが決定しています。前回に引き続き、Android 9の特徴をご紹介します。
※この記事で紹介する新機能・機能変更は、メーカーによっては採用しない可能性があります(実際に一部の機能変更を取り入れなかったメーカーが出現済み)。arrowsが取り入れるという保証はありませんのでご了承ください。
Slice:検索機能の強化(アプリ側の対応も必要)
アプリ内の機能も一部検索できるようになります
Android端末向けのGoogle検索アプリは、端末にインストール済みのアプリを検索することもできます。たくさんアプリをインストールしてある場合、結構便利に使えると思います。
Android 9では、この検索機能が拡充されて、アプリが対応していればアプリ内の機能を検索結果に含めることができるようになります。アプリ内機能の表示機能は「Slice」という名前が付けられています(アプリの一部機能を「切り出して」表示できる、ってことですね)。
この機能をうまく活用できれば、アプリ操作で必要な手数を減らすこともできます。
ナビゲーションバーの仕様変更(早速採用しないメーカーも出てます)
タスクキーが消え、ホームキーと兼用するようになりました
Androidでは、「戻る」「ホーム」「タスク(最近のアプリ)」の各キー(ボタン)が表示されている領域のことを「ナビゲーションバー」と呼びます。この領域は、一部のAndroid端末では画面外のタッチセンサーまたは物理キーで実装されていますが、Android 3.0以降の端末では画面内に表示するのが標準実装です。
Android 4.0(スマホではAndroid 4.0)以来、このナビゲーションバーは同じ機能を保ち続けてきましたが、Android 9では原則としてタスクキーを廃止し、ホームキーと統合。戻るキーも不必要なときは原則として非表示となりました(使い方的に非表示になるのはホーム画面表示中ぐらいですけど)。
ホームキーを上にスワイプするとタスク画面
新型ナビゲーションバーでは、ホームキーを上にスワイプするとタスク表示できます。また、ホームキーを左右にスワイプするとタスク切り替えできます。
ただし、この新型ナビゲーションバーは、今のところ採用しないメーカーが多数派になりそうな情勢です。
筆者が確認した限り、ソニーモバイルコミュニケーションズやHuaweiはAndroid 9をプリインストールする最新端末でも新型ナビゲーションバーをあえて搭載せず、旧来のナビゲーションバーとしています。新型ナビゲーションバーを採用すると操作に戸惑う人が多いであろうということはもちろんですが、それ以上にホームアプリもその操作に最適化しなければならないがあるからこそ、旧型ナビゲーションバーのままにしているのだと思います。
一方、シャープは新型と旧型のナビゲーションバーを切り替えられるようにしています。
arrowsは「新型未搭載」となるのか「新型旧型の選択制」となるのか、超注目です!!!!!