arrows MAGAZINE
arrowsマニア情報局
2019.01.11 Fri
arrowsマニア情報局 第153回
海外でも快適大容量通信! ドコモの「パケットパック海外パック」を使ってみよう!(前編)
arrows @をご覧の皆様、「せう」です。新年を迎えました。2019年もどうぞよろしくお願い致します。
「arrows NX F-01K」と東京国際空港(羽田空港)
さて、私はというと去年と同じく、アメリカのラスベガスに出張に出かけます。この記事が掲載される頃には、すでに帰国の途に就いているのですが(((
ちょうど1年前は、arrowsでローミングするための注意点をご紹介しましたが、NTTドコモが海外ローミング(※)を使いやすくする「パケットパック海外オプション」を2月1日から正式サービスとして提供することになりました。
そこで、このオプションをarrowsで使う方法を2回に分けてご紹介します。
- ※「ローミング」とは?
「ローミング(Roaming)」は、回線契約(SIMカード)とは異なる通信事業者(キャリア)に接続することを指します。
「海外ローミング」(または「国際ローミング」)は、海外で行うローミングのことです。海外ローミングでの通話・通信料金は通常、国内よりも割高に設定されています(ローミングを受け入れる通信事業者にも手数料を支払うため)。また、国内では課金されない「着信料金」や「SMS(ショートメッセージ)受信料金」も課金されます。
そもそも「パケットパック海外オプション」とは?
「パケットパック海外パック」は、ドコモの海外ローミング用オプションの1つで、所定の追加料金を支払うことで国内の「パケットパック」(データ通信プラン)の容量の範囲内で高速データ通信ができるというものです。
対応する国・地域は限られますが、その他の海外ローミング用オプションよりもトータルで割安な料金で使える可能性があります。ある意味で、レンタルルーターキラーともいえるサービスです。利用するには、以下の条件を全て満たす必要があります。
- 海外ローミング(WORLD WING)を利用できるNTTドコモ回線を契約していること
- 対象のパケットパック(旧料金プラン用の「Xiパケ・ホーダイ」などを含む)を契約していること
- データ接続サービスとして「spモード」を契約していること
- 当該回線のSMSを受信できるスマートフォン・タブレット(※)
- ※Appleの「iPad」はSMSを送受信できませんが、専用アプリをインストールすれば使えます。
特定の国・地域ではよりおトクに使える!
パケットパック海外パックは通常、利用開始から24時間で980円(非課税)で利用できます。対象の国・地域ではどのキャリアに接続してもこの料金です。どの国・地域で使えるかは、公式Webサイトで確認できます。
さらに、特定の国・地域では1月31日まで「キャンペーン料金プラン」を用意しており、滞在(利用)日数に応じてよりおトクに使えます。
キャンペーン料金プランは以下の通り。
- 1時間プラン
- 300円(非課税)
- 3日間(72時間)プラン
- 2480円(非課税)
- 5日間(120時間)プラン
- 3980円(非課税)
- 7日間(168時間)プラン
- 5280円(非課税)
このキャンペーン料金を選択できる国・地域は以下の通りです。
- アメリカ(本土、アラスカ、グアム、サイパン、ハワイ、プエルトリコ、米領バージン諸島)
- 韓国
- 中国(本土、香港、マカオ)
- 香港
- インドネシア
- タイ
- オーストラリア
- イギリス
2月1日からは、このキャンペーン料金プランが「国・地域限定プラン」として通常メニュー化されます。利用が非常に多い(らしい)1時間プランが200円(非課税)に値下げされる他、以下の国・地域でも利用できるようになります。
- アイルランド
- アンドラ
- イタリア(バチカンを含む)
- インド
- エジプト
- エストニア
- オーストリア
- オランダ
- カンボジア
- ポルトガル(本土、アゾレス諸島、マディラ諸島)
- サンマリノ
- シンガポール
- スイス
- スウェーデン
- スペイン(本土、カナリア諸島、スペイン領北アフリカ)
- スロバキア
- 台湾
- チェコ
- デンマーク
- ニュージーランド
- ノルウェー
- ハンガリー
- フィリピン
- フィンランド
- フランス
- ブルネイ
- ベトナム
- ペルー
- ベルギー
- ポーランド
- マレーシア
- ミャンマー
- モナコ
- ラオス
- ラトビア
- リトアニア
- リヒテンシュタイン
- ルーマニア
- ルクセンブルク
- ロシア
日本人の多くが行くであろう場所はカバーできています。それにしても数多いですねw
ということで、次回は申し込み方法と利用方法をまとめてみます。