arrows MAGAZINE
arrowsマニア情報局
2019.11.01 Fri
arrowsマニア情報局 第188回
今こそ再確認! arrowsで災害情報を知る方法(その3)
arrows @ MAGAZINEをご覧の皆様、「せう」です。先日の大雨で、千葉県を中心に再び自然災害が起こってしまいました……。台風15号が来てからそれほど時間がたっていないことを考えると、「備えは本当に大切なんだ」と思う次第です。
Google Playで「防災」と検索するといっぱいアプリが出てきます
さて、前々回、前回とarrowsを使った災害・避難情報の集め方を紹介してきました。どちらかというと「一方的にプッシュされる」情報配信を受ける方法を見てきたわけですが、今回はより自分にあった情報を受け取りやすい「防災アプリ」をいくつか紹介します。
「NHK ニュース・防災」(NHK)
災害・避難情報も確認できます
「NHK ニュース・防災」アプリは、NHKが配信しているニュースアプリ兼防災アプリです。
「兼」という所が実はポイントで、現在地に加えてあらかじめ指定した3市区町村の気象・災害・避難情報もチェックできます。NHKのテレビ・ラジオニュースで放送される情報の補足情報も確認できるので、「避難所、どこで開いているのかな……?」「交通機関は動いてるかな……?」といったことも調べられます。
最近のNHKは、災害発生時を含めて緊急性の高いニュースはネットで同時配信したり、編成の都合でテレビやラジオで放送しきれない重要情報をネットで配信したりすることもあります。それらも、このアプリを入れればプッシュ通知で見逃すことはありません。Wi-Fi(無線LAN)のない環境ではデータ通信量を気にしないといけませんが、とても便利です。
「goo防災アプリ」(NTTレゾナント)
安否情報の確認もできます
「goo防災アプリ」は、NTTレゾナントが配信している防災アプリです。
NHKニュース・防災アプリと同様に、現在地と指定した3つの市区町村の天気予報や災害情報をプッシュ受信可能な他、NTTレゾナントが提供している安否情報確認サイト「J-anpi(ジェイアンピ)」にすぐアクセスできる機能も備えています。
災害時に地味に便利なのが、自分の情報を事前登録しておく機能。これを使うと、J-anpiへ安否情報を登録する際に細かい情報を入力する手間が省けます。防災関連のSNSアカウントへのショートカットも役立ちます。
自治体の防災アプリ
東京都は「東京都防災」というアプリを配信しています
もっと身近な情報を、というのであれば自治体の防災アプリを使うという手もあります。例えば東京都では、一時期テレビやSNSで話題になった防災マニュアル冊子「東京防災」のアプリ版として「東京都防災アプリ」を配信しています。
このアプリでは、東京防災はもちろん、日常生活の中で防災への備えをするための冊子「東京くらし防災」の内容も確認できます。さらに、事前に済んでいる市区町村を登録しておくと、避難情報などがプッシュ配信されて便利です。
他にも、道府県や市区町村が配信している防災アプリは案外多いです。Google Playで市区町村名を検索するとヒットするかもしれませんので、ぜひ探してみてください。