arrows MAGAZINE
arrowsマニア情報局
2019.11.15 Fri
arrowsマニア情報局 第190回
ドコモarrowsは2機種が対応予定!
「Android 10」の新機能を先行チェック!(その1)
arrows @ MAGAZINEをご覧の皆様、「せう」です。
arrowsは2機種がAndroid 10に!
さて、約1ヶ月前、NTTドコモが「Android 10」にバージョンアップする予定のスマートフォンの機種一覧を公開しました。
arrowsはどうかというと、「arrows Be F-04K」と「arrows Be3 F-02L」がバージョンアップ対象と相成りました。両機種は以前紹介した「Android Enterprise Recommended」対象端末ということもあってか、しっかりバージョンアップ対象となっています。F-04Kについては2回目のバージョンアップでもあります。
Android 10になると、一体何が変わるのでしょうか。数回に分けて紹介していきます。
- ※ この記事で紹介する新機能・機能変更は、メーカーや機種によっては採用しない可能性があります。arrowsが取り入れるという保証はありませんのでご了承ください。
Android 10は「お菓子なコードネーム」が廃止された
Android 10のWebサイトには機能面の特徴が見え隠れしている
Android 10は、開発コードネームとして「Q」を割り当てられています。このコードネームはアルファベット順で、従来は製品版リリース前後のタイミングでコードネームを当該アルファベットで始まるお菓子の名前に改めていました。
しかし、Android 10ではお菓子なコードネームが廃止され、開発コードネーム自体も表に出さなくなりました。Qの付くお菓子がないからなのかどうかは分かりませんが(
ナビゲーションバーが消える!?
「ジェスチャーナビゲーション」導入
デザイン変更どころかなくなってしまったナビゲーションバー
Android 9では、Android 4.0以来となる「ナビゲーションバー」の大変革がありました。具体的には、「ホームキー」を「タスク(アプリ履歴)キー」に統合しました(参考記事)。
しかし、Android 10では「ジェスチャーナビゲーション」が導入され、ナビゲーションバーを全く表示しない設定もサポートされるようになりました。
ジェスチャーナビゲーションのチュートリアル(Pixel 4)
「じゃあ、どうやって操作するの?」という所ですが、以下の通りになります。
- 戻るキー→画面端部を軽くスワイプ(なぞる)
- ホームキー→画面下端(横表示時は右端)を上方向(左方向)にスワイプ
- タスクキー→画面下端(右端)を上方向(左方向)にスワイプしてから指を固定
- Googleアシスタントの呼び出し→画面の左下端または右下端をスワイプ
これらの操作は、従来のナビゲーションバーとOSレベルでしっかり互換性を取っているので、ジェスチャーナビゲーションを想定していないアプリでも有効です。ただ、これを想定していないアプリで画面端からのスワイプ操作を取り入れているものとかは、想定外の挙動をするかもしれません。arrowsでいえば「スライドインランチャー」も、画面端からのスワイプで呼び出していますが、どうなるんでしょうね……。
「3ボタンナビゲーション」もあります(Pixel 4)
ちなみに、Android 10世代のリードデバイスとして登場したGoogleの「Pixel 4」では、設定を変えるとAndroid 4.0~8.1仕様のナビゲーションバーを表示できます。なぜか、Android 9仕様のものではなりません。
F-04KやF-02Lでは、ジェスチャーナビゲーションと代替ナビゲーションをどう実装するのか、注目です。
……と、ジェスチャーナビゲーションだけでちょっと長くなったので、続きは次回に。まだまだ新要素、ありますよ!