arrows MAGAZINE

2020.03.11 Wed

スマホ写真講座arrows@支部 第58回

arrowsでも使える最強写真アプリ「Lightroom」で撮影しよう②

こんにちは、ブログ「エアロプレイン」の のりお です。

arrowsで撮る、ということに注力するこの連載。今回もarrowsシリーズで利用できる便利な写真編集アプリ「Adobe Lightroom mobile」を使った撮影についてご紹介します。

最も効果がわかりやすい「シャッタースピード」で遊ぼう

前回の記事では、Lightroomでカメラを起動しやすくするためのアイコンを作りました。今回の記事では、こちらのアプリの効果を感じるため、もっともわかりやすいパラメーターのひとつである「シャッタースピード」を調整して、面白い写真の撮影にチャレンジしてみましょう。

このシャッタースピードの設定ですが、カメラを起動すると、以下の画面のようなパラメーターがあるかと思いますので、こちらから「SS」をタップしてみてください。もしこのパラメーターが出ていない場合は、左側にある「…」が縦に並んだアイコンをタップしてください。この表記に切り替わるはずです。

タップすると、同じく画面のようなスライダーが登場すると思います。こちらのスライダー上にある●を右に寄せていって、だいたい1/5〜1/10くらいに設定してください。

上記画面だと1/6になっていますね。これが、いわゆるシャッタースピードが1/6秒になっている状態です。

この状態にできたら、次はスマホを縦や横に軽く動かしながら撮影してみてください。すると、肉眼で見ているものとは違った、モノが大きくぶれた写真が撮影できるはずです。例えばこんな感じ。

これを、例えば光っているものや、規則正しく並んでいるものに対して適用すると、以下のような面白い模様などを生み出すことができます。

例えば↑はカメラをかまえたまま自分が半回転して、駅のホームの模様を撮影しました。線状の模様が同心円ぽくしあがりました。

一方で、シャッタースピードを遅くしたまま、動くものを撮影するというテクニックもあります。よく自動車のテールランプなどを線状にするために使われるテクニックですが、それをスマホで行うのです。

先ほどの写真と同じ駅のホームに入線してきた電車を撮影してみました。電車の模様が塗りつぶしのようになります。面白いことに、ホームや電車の窓に映る私の姿はそのままです。このように、1枚の写真の中に動いている部分と動いて無い部分を生み出せるのが、このスローシャッター撮影の面白いところでもあります。

この撮影はいろいろなものに試してみると、その面白さが感じられると思います。ぜひ、通常のカメラ使用では撮影できないような、この世界を体感してみてください。