arrows MAGAZINE

2020.09.23 Wed

スマホ写真講座arrows@支部 第84回

arrows 5G F-51A 48MP撮影と通常との違いはどんな?

こんにちは、ブログ「エアロプレイン」の のりお です。

arrowsで撮ることに注力したこの連載。今回も最新機種「F-51A」のカメラについて。標準レンズの48MPと通常4:3の違いなどを確認してみます。

48MPモードとは

F-51Aのカメラには、3つのレンズが存在し、中でも標準レンズでは48MPモードという、最高画素数で撮影できるモードが存在します。

この設定はカメラの設定の中で、静止画の撮影サイズから変更可能です。設定にある静止画の撮影サイズから「4:3(48MP)」を選択すればOK。

この48MP、何が違うかといえば、まず撮影される画像のサイズ(解像度)が異なります。通常の4:3が4000×3000px(=12,000,000)で撮影されるのに対し、48MPでは8000×6000px(=48,000,000px)という高解像度での撮影がなされます。これは通常の4:3の実に4倍の解像度になります。

以下は両解像度で撮影してみた写真です。

↑が48MP、↓が通常の4:3です。
こうして紙面サイズにしてしまうと、あまり違いがわからないかもしれません。

そこで両方の写真をLightroomで読み込み拡大してみました。

左が48MPで、右が通常4:3です。拡大すると、通常のほうはドットが目立ってきて、過剰にシャープな感じになってきてしまいます。48MPのほうはまだ余裕があって、もう少し拡大しても粗くならない印象です。

これは解像度が異なるので当然のことですが、トリミングしたり拡大したりという用途であれば、48MPのほうが使い勝手は良さそうです。なおファイルサイズは48MPで1枚6MB程度、通常のほうでは2MBほどでした。

ほか、曇なども撮影してみたのですが、やはり複雑な形状やグラデーションをもつものは、48MPのほうが良く写り、通常の4:3ではのっぺりとしてしまうようでした。

左が48MP、右が通常4:3です。とはいえ、すでに縮小されていますし、だいぶ拡大しないとパッと見ではわかりませんよね…。

この辺り、前回紹介したグラデーションの階調落ちがどうなるのか検証したかったのですが、いい感じの空に恵まれなかったので、違いのわかる作例について引き続き検証を続けてみたいと思います。