arrows MAGAZINE

2020.10.14 Wed

スマホ写真講座arrows@支部 第87回

arrows 5G F-51A カメラにも影響大!アップデートは早急にしたほうがいい!

こんにちは、ブログ「エアロプレイン」の のりお です。

arrowsで撮ることに注力したこの連載。今回はF-51Aのアップデートについてです。じつはカメラに大きな影響が!?

標準カメラ×Adobeの機能に変化が

さる10月5日(月)、F-51Aはソフトウェアアップデートが実施され、最新のビルド番号が「V20R089A」となりました。これを適用すると、F-51Aのセキュリティパッチレベルが更新されるほか、Wi-Fiまわりの不具合が解消されるということが公表されています。(詳しくはこちら

ところが、このアップデートの影響は、これだけではありませんでした。アップデート後にカメラ機能をよく見ると、いろいろと変化があったのです。

まず一目見て気がついたのが、Photoshop Expressモードの設定の変更。

同モード中はカメラの基本機能に色々な制限があったのですが、アップデート後は「HDR撮影」「AIシーン認識」「手ぶれ補正」の各モードが併用できるようになりました。

特に影響が大きいなと思われるのはHDR撮影で、F-51Aのカメラはダイナミックレンジがそこまで広くない印象なので(=白飛びや黒つぶれが発生しがち)、それを抑制できるHDR機能が使えるのは重要です。

また、細かいですが撮影後のファイル名のルールが変わりました。いままでは元画像のファイル名に対して、Photoshop Expressモードが適用されたものは「-1」などの通し番号が付与されるだけでしたが、アップデート後は以下のような名付けになっています。
(例)
元画像ファイル名:PSX_001_BURST20201012120854.jpg
Photoshop Expressモード後:PSX_002_BURST20201012120854_COVER.jpg

ちなみに標準モードですとファイル名は
IMG_20201012_120436.jpg
という感じなので、Photoshop Expressモードで撮影したことが一目でわかり、かつどちらが補正後の写真なのかもファイル名で識別しやすくなりましたね。

なおPhotoshop Expressに渡した後の補正も良くなっているような感じがあるのですが、こちらは検証中です。参考までに、左が補正前、右が補正後です。

以前はこういったシチュエーションでもホワイトバランスの崩れがあったので、なんとなく賢くなっているような気がしますが、検証には時間が足りなかったので、追々その内容が解説できればと思っています。

ということで、結論としては「F-51Aのカメラを使うなら早急にアップデートしよう」ということが言えそうです。ぜひお試し下さい。