arrows MAGAZINE

こんにちは、ブログ「エアロプレイン」の のりお です。

arrowsで撮ることに注力したこの連載。新端末のarrows NX9 F-52Aへと、最強カメラアプリであるLightroom Cameraの導入編をお送りします。第2回は、初期設定について。

Lightroom Cameraを使うに当たって、まず最初に設定しておきたいのが保存されるファイルの形式です。といっても、多くの方には意味がわからない項目かなと思います。

実はLightroom Cameraでは、「JPG」と呼ばれる一般的な方式と、「DNG」と呼ばれるAdobeオリジナルな方式の、2種類からデータの形式を選ぶことができるのです。

それぞれのメリット・デメリットは以下の通りです。

JPGは、一般的な画像の保存方式で、世界中にて使われています。撮影した写真を誰かに共有したり、SNSに投稿したりするなら、この方式が適しています。また「よくわからない…」という場合もこの方式を選んでおけば問題がないでしょう。デメリットとしては、Lightroomで画像を補正編集していくとき、DNG方式に比べて画像が粗くなってしまう可能性が高い、という程度です。

DNG方式はAdobe社が提唱する画像の保存形式で、JPGに比べて画像のサイズが大きくなる反面、より多くの情報を持たせることができます。これは、画像を補正編集していく上では大きなメリットとなります。一方で一般的な画像の方式ではないため、誰かに共有したりSNS投稿を行うには、一度JPG方式に変更するなどのワンクッションが必要です。上級者向け、と考えても間違いはないでしょう。

ということで、9割り方はJPG方式で良いと思うのですが、これからLightroomをがんばりたい！という方や、PCのLightroomに取り込みたいという方はDNGを選んでおくのがよさそうです。

設定の方法は簡単で、Lightroom Cameraを起動した画面上部の「JPG」もしくは「DNG」の文字をタップするだけです。

続いて、カメラの初期設定を行います。これは、画面下部の歯車マークをタップして行います。もし歯車マークが出ていない場合は、「・」が縦に3つ並んだマークをタップしてみると、出現するかと思われます。

設定の項目は以下の通りです。

• ボリュームキー機能
  ボリュームキーを押した時どうなるかを設定します。「撮影」にしておくと、横位置で撮影する時、ボリュームキーでシャッターが切れます。
• 画面の明るさを最大にする
  カメラを起動したとき、画面の明るさを最大にします。被写体が暗いと思っていたら、画面が暗いだけだった…という事故を防げます。電池が無いみたいな時を除いて、ONにしておくことをオススメします（以下、全てトグルが左に行って明るくなっている状態が「ON」です）
• 写真にジオタグを付ける
  写真を撮ったとき、GPS情報を埋め込むかどうかという設定です。昨今のSNSでは自動的に削除されることが多いですが、写真のGPSから自宅が割り出されたり、今いる場所がすぐに判明してしまうなど、トラブルの元になる場合があります。もし管理に自信がない場合はOFFにしておくのが良いでしょう。ONにしておくと、様々なサービスと連携させることができますので、拡張性を求める場合にはONが良いと思います。
• オリジナルを保存
  いろいろな効果を与えながら撮影をするとき、そういった効果を取り除いた元の写真も保存しておくかどうかの項目です。個人的には、保険の意味も含めてONにしておくことをオススメします。
• カメラを初期設定に戻す
  カメラの挙動がおかしいな？という時に、一度初期化するための項目です。とはいえ、設定できる項目はそこまで多くないため、使う機会があるかどうかは疑問です…。

ということで、Lightroom Cameraの初期設定についてご紹介しました。次回は撮影に使えるいろいろな機能を紹介していきます。