arrows MAGAZINE

2021.03.10 Wed

スマホ写真講座arrows@支部 第107回

arrows NX9 F-52A Lightroom Cameraの使い方③ AUTOとプロモード

arrows NX9 F-52A

こんにちは、ブログ「エアロプレイン」の のりお です。

arrowsで撮ることに注力したこの連載。新端末のarrows NX9 F-52Aへと、最強カメラアプリであるLightroom Camera の導入編をお送りします。第3回は、AUTOモードとプロフェッショナルモードをご案内します。

お手軽なAUTOと、自由自在なプロフェッショナルモード

Lightroom Cameraでは、基本的にシャッターを押すだけで良い「AUTO」モードと、撮影時のカメラ設定を自由に決められる「プロフェッショナル」モードの2種類が存在します。実はF-52Aは標準カメラにもカメラ設定を自由に決められる「マニュアルモード」が存在するので、同じようなことができるのですが、それぞれで設定できる項目の幅が異なっていたりします。

まずは「AUTO」モードについてですが、こちらは前述のとおりシャッターを押すだけで、最適な設定にて撮影してくれるモードです。よくこういったAUTOモードは素人が使うものだと考えられがちですが、実際にはそうではなく、このモードは「構図に全ての神経を注ぐことができる」モードだと考えていただくのが正しいかなと思います。ですので、逐一設定を変えるような時間的余裕が無いときや、被写体を追いかけるのに力をそそぎたい時など、遠慮なく「AUTO」モードを使うことをオススメします。

arrows NX9 F-52A

ちなみにですが、このモード設定、設定時には「AUTO」なのに、それをタップすると表示は「自動」になるので、一瞬混乱します。ここはAdobeさんに早々に直して欲しいところですね…。

arrows NX9 F-52A

一方のプロフェッショナルモードでは、「AF(距離)」「ホワイトバランス」「ISO」「シャッタースピード」をそれぞれ独自に好きな値で固定することが出来ます。実はこれらの項目は標準カメラアプリの「マニュアルモード」と同等です。

ただし、たとえばシャッタースピードの値がLightroomだと「1/3〜1/25000」なのに対し、標準カメラアプリは「1/2〜1/4000」とけっこうな違いがあります。ISOもLightroomが「100〜12800」なのに対して標準カメラアプリは「100〜3200」となっており、高感度撮影ができるのはLightroom側となっています。そのため、利用方法に目的がある場合には、適切なアプリを選ぶ必要がありますね。(なるべく遅いシャッタースピード、なるべく速いシャッタースピードを使いたいなら間違い無くLightroomです)。

arrows NX9 F-52A

実際にJPGで撮影したとき、両者の違いがどれくらいでるのかなど、画質の違いなどは次回以降で確認していきたいと思います。