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ゆる~~くarrows スマホ生活

2018.07.04 Wed

ゆる~~くarrows スマホ生活 第5回

実践的arrows Be F-04K 撮影テクニック! (3)箸上げをマスターしてシズル感のある麺料理を撮影する

こんにちは、ブログ「エアロプレイン」の のりおです。

ゆる~くarrowsを紹介するこの連載、今回も引き続き「arrows Be F-04K」のアピールポイントでもあるカメラについて実践的な撮影テクニックを紹介していきたいと思います。

料理写真の命である「シズル感」を意識しよう

料理写真にとって命ともいえるのがいわゆる「シズル感」と呼ばれる、おいしそうだなと感じさせるためのサムシング。当然料理ごとに「シズル感とは」が異なってくるのですが、今回は麺ものについてのシズル感「箸上げ」について簡単にご紹介しましょう。

箸上げとは、その名のごとく麺を箸で持ち上げることにより、麺類の写真に動きを出しつつ、平面になりがちな麺ものの写真を立体感のある仕上がりにするための技法です。

たとえばこちらのラーメンの写真。提供そのままで、盛り付けの美しさは感じられ悪くはないものの、どうしても丼の中は平面的で、のっぺりした印象になってしまいます。

こちらが麺上げをした写真。カメラに対して麺という高さが生じることになり、立体感が出ました。ただし麺によって具材が隠れてしまうことと、奥行きが出たがゆえに奥のほうが少しボケるという欠点があります。とはいえこのシズル感は捨てがたく、おいしさアピールとしてはやはり強力ですね。

このとき麺上げのポイントですが、まず右手で持ち上げる方が既視感を生みやすいため自然な仕上がりになりやすいため、カメラを左手、箸を右手で操作することをオススメします。F-04Kは軽量な上にピント合わせが高速ですので、こういった作業はやりやすいですね。

麺の持ち上げ方ですが、手前の箸に麺がかかるようにするのがコツです。ちょうど麺で箸を隠すイメージですね。こうすると麺のツルツル感もより強調されてベターでしょう。

なお上の写真ですが、個人的には麺が味玉にかかってしまったのでちょっと失敗したなと感じました。ぜひそういったディテールにも気をつけて、撮影にチャレンジしてみてください。