arrows MAGAZINE
arrows研究所
arrows研究所 第32回
コストパフォーマンス最強のスマホarrows M02を検証！
最近、ネットでにわかに話題になっているarrows M02という機種をご存知でしょうか？
どうもI川です。
arrows M02とは富士通が自主ブランドとして世に送り出した本格機種の第2弾となる端末なのです。
今回はこのarrows M02を検証していきます。
あれっ？なんかみたことある。
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
そうなんです。
arrows Fit F-01Hと似ているんです！
ロゴが違ったり多少の違いはありますが、うーんやっぱりarrows Fit F-01Hに似てる…
それでは、このarrows M02をarrows Fit F-01Hと比較しながらもう少し細かく見ていこうと思います。
まずはデザインです。
arrows M02は、Black、White、Gold、Pinkの4色です。
Goldは「楽天モバイル」、Pinkは「mineo」の専用カラーということです。
arrows Fit F-01Hは、aka、kuro、shiro、midoriなので、黒と白は同じですが、それ以外のカラーが異なるみたいです。
表面については、ディスプレイ内を除けば、ドコモロゴが富士通ロゴに変わったくらいで他に違いはないように見えます。
背面も指紋センサーが無いかわりに富士通のインフィニティーマークが大きく主張しているぐらいの違いです。
ん～、より同じように見えてきた…
続いてスペックを比較してみましょう！
| arrows M02 | arrows Fit F-01H | |
|---|---|---|
| サイズ（H×W×D） | 約141×69×8.9mm | 約141×68.9×8.9mm |
| OS | Android™ 5.1 | Android™ 5.1 |
| CPU | MSM8916 1.2GHz Quad Core |
MSM8916 1.2GHz Quad Core |
| ディスプレイ | 約5.0インチHD有機EL （720×1280） |
約5.0インチHD有機EL （720×1280） |
| カメラ | アウト 約810万画素 CMOS 裏面照射型 イン 約240万画素 CMOS 裏面照射型 |
アウト 約810万画素 CMOS 裏面照射型 イン 約240万画素 CMOS 裏面照射型 |
| バッテリー容量 | 2330mAh | 2330mAh |
| 指紋認証 | × | ○ |
| Wi-Fi | IEEE802.11b／g／n 2.4GHz／5GHz |
IEEE802.11 a／b／g／n |
| その他 | GPS／NFC／FeliCa ／Bluetooth 4.1 |
GPS／NFC／FeliCa ／Bluetooth 4.1 |
スペック的にもWi-Fiで使用できるチャンネルがIEEE802.11aが無い事と、指紋認証が無いことぐらいの違いです。
Wi-Fi IEEE802.11aって何？という人もいるかと思いますので、簡単にWi-Fi IEEE802.11aについて説明します。
一言でいうと、電波干渉が少なく高速で大容量のデータをやり取りできる無線LANの規格です。ただ対応機種が一番多いのはIEEE802.11bです。
また高速通信だけで考えるとIEEE802.11ｇもIEEE802.11aと同等の通信速度を実現できます。
そのため、そんな大きな差はないということになります。
| IEEE802.11a | IEEE802.11ｂ | IEEE802.11g | |
|---|---|---|---|
| 周波数帯 | 5.2GHz帯 | 2.4GHz帯 | 2.4GHz帯 |
| 特長 | 基本電波干渉が少なく高速通信が可能 ただ、障害物には弱い |
対応機種が多く伝送距離も長く障害物にも強い ただ大容量は不得意？ |
11bとの互換性があり、最大で54Mbpsの高速通信が可能 |
| 通信速度 | 54Mbps | 11Mbps | 54Mbps |
ただ、指紋認証はarrows M02にはついていないので、ここが大きな差かと思います。
しかし、arrows M02にはarrows Fit F-01Hにはない魅力もあります。
それはなんと言っても価格です。
様々な価格比較サイトを見てもarrows Fit F-01Hに比べて新規購入時の価格が数千円安い設定をしてあり、他のSIMフリースマホと比べても安い機種になっています。 ここがarrows M02がネットで話題になっている理由かと思います。
その他にもarrows M02には、arrowsならではの使いやすさを追及した様々な機能が満載です。
富士通がこれまで開発に力を入れてきたヒューマンセントリックエンジン（HCE）を搭載。ユーザーに心地よさと安心を与えてくれます。
さらに文字入力でもarrows NX F-05Fから搭載しているSuper ATOK ULTIASも搭載。
文字入力も快適に行えます。
今までのSIMフリースマホでは非対応だったモバイルsuicaを代表とするFeliCaに対応。
今までは、値段が安いSIMフリーがいいけどFeliCaが使えないから、キャリア機種を使っていた人もこれで安心してSIMフリーに変更できますね。
操作性もしっかり考えてあるものになっています。
今までのスマホではTOP画面とアプリ一覧が別々なレイヤーになっておりましたが、arrows M02ではleaf UIを採用して全てが横操作だけで利用できるようになっています。
正直なところ、なれるまでは戸惑うかもしれませんが、実際に使ってみると実にシンプルで使いやすいUIになっています。
ディスプレイもスーパークリアモード搭載の５インチ有機ELディスプレイを搭載。
発色も良くこのサイズのスマホの中では鮮やかで美しいディスプレイになっています。
好みはあるかもしれませんが、正直私はこのディスプレイが大好きです。
ここまで見てきたように、指紋認証はないがarrows Fit F-01Hとほぼ同等の仕様で、arrowsらしい機能が満載、さらに低価格なarrows M02は、確かに「コストパフォーマンス最強のスマホ」かもしれませんね。