arrows MAGAZINE
arrowsマニア情報局
2018.11.22 Thu
arrowsマニア情報局 第148回
SMSの新しいスタイル! 「+メッセージ」を使ってみよう(その1)
arrows@をご覧の皆様、「せう」です。予定通りの掲載なら、今日11月23日は「勤労感謝の日」です。将来はニートになることを目指している私ではありますが、今のところは働けることに大いに感謝したいところです。
「+メッセージ」って知ってます?
さて、皆さんは「+メッセージ」っていう、新しいメッセージアプリをご存じでしょうか。電話番号さえ分かればリッチなメッセージのやりとりができるやつです。
3キャリア共通アプリな「+メッセージ」
Android版のアプリ
+メッセージは、NTTドコモ、KDDIとソフトバンクが共同開発した新しいメッセージングアプリです。SMS(ショートメッセージサービス)を拡張した「RCS(Rich Communication Services)」規格にそって開発されたもので、電話番号さえ分かればキャリアを問わず送受信できることが特徴です。
スタンプも送りあえます
SMSとの大きな違いは、リッチなテキストを送りあえること。要するに、文章以外のさまざまなファイル類も送りあえるのです。+メッセージの場合は、以下のようなものが送りあえます。
- 画像(最大100MBまで)
- スタンプ
- 動画(最大100MBまで)
- ファイル
- ジオタグ(位置情報)
- 音声メッセージ
一部で容量に制限があるものの、SMSよりもいろいろなことができます。またグループメッセージ(複数宛先へのメッセージ送信)や既読確認機能も使えます(既読確認は無効にもできます)。
SMSの場合は送信料がかかりましたが、+メッセージは送受信自体には料金がかからず、データのやりとりの際にかかるデータ(パケット)通信料金のみ掛かります。Wi-Fi(無線LAN)の利用できる環境なら、データ通信料金も掛かりません(※)。
※初回設定時のみ、回線契約とアプリのひも付けを行うために自回線でのモバイルデータ通信を行う必要があります。1度設定を済ませれば、後はWi-Fi経由でOKです。
キャリアごとにアプリの位置付けが違う
Android版「+メッセージ」アプリのキャリア別の差分
Androidスマートフォンにおける+メッセージアプリは、SMSアプリとしてふるまいます。ただし、SMSアプリが内包する機能がキャリアによって異なるゆえに、キャリアによって+メッセージのアプリの内包する機能や配信場所などが異なります。
次回以降紹介する、ドコモ版の+メッセージアプリは端末のSMSアプリ(メーカーごとに異なります)とは全く別のSMSアプリです。他のキャリアでは、2018年冬モデルには従来のSMSアプリ(あるいはSMS/MMSアプリ)の代わりに+メッセージアプリがプリインストールされているのですが、ドコモのものはインストール用のショートカットが設けられているのみです。
アプリの配信方法もキャリアによって異なっていて、ソフトバンクは普通のAndroidアプリと同じくGoogle Playからダウンロードできる一方、ドコモとauは自社のアプリ配信サービスからのみインストール可能です。+メッセージは現時点ではMVNOサービス(格安SIM)では使えないので、あまり問題にならないかもしれませんが、現状でSIMロックフリー端末で+メッセージが使えうるのはソフトバンクのみだったりします。
次回は、既存arrowsで+メッセージを使う方法についてレクチャーします。