arrows MAGAZINE
スマホ写真講座arrows@支部
2019.06.19 Wed
スマホ写真講座arrows@支部 第30回
arrows Be3 F-02Lのカメラまわりについて確認しておこう
本体中央にカメラ、正面からの画が撮りやすい
発売されたばかりの端末、F-02Lは、いわゆる「ちょうどいい」というスペックをもった、標準的なスマホです。おそらく日本のスマホ人口のうち、7割くらいの人には自身をもって「これで十分です」と言える仕様かと思います。
もちろんカメラについても同じような印象。昨今のハイスペック端末で流行っている「複数カメラ」などではない、昔ながらの単眼カメラです。背面を見たとき、ちょうどスマホの幅の中央にカメラがあるのもポイントで、これは被写体に対してスマホが正面を向けば、自動的に真正面からの撮影ができるということになります。実は端末の左右に寄ったカメラの場合、微妙に脇からの撮影になっちゃうんですよね。これは以外に重要なことです。
ほか、個人的に良かったなと思うのは、カメラ部分に出っ張りがないこと。
完全にフラットになっていて、これなら知らぬうちにレンズを傷つけていた…みたいなこともなさそうです。
スペック的にも「ちょうどいい」
カメラに限ったスペックを見ていくと、アウトカメラの有効画素数が約1220万画素でF値1.9。インカメラが有効画素数 約810万画素でF値2.0。画素数については、基本的にスマホで写真を楽しむことやSNSなどで共有することを考えるとこれくらいの数値で十分というか、むしろ良いのでないかというくらい。一時はこの画素数が大きい方が正義みたいな時代がありましたが、今は適切な画素数というものがけっこう意識されています。無闇に画素数を大きくすると撮影が難しくなったりする(手ブレが頻繁に発生するようになったりする)ため、お手軽スマホであればなおさらのこと、これくらいが良さそうですね。画角については撮影して試してみないとなんともいえませんが、これまでと同等ではないかと思われます。
嬉しいのは、内蔵ROMが32GBになったことで、これくらいあれば外付けのSDカードがなくても、気にせず動画・静止画を撮影することができるでしょう。
機能としては美肌補正やAI自動シーン認識、ポートレートモードなどいままでは上位端末でないと搭載されなかったようなものが備わっており、撮影を楽しむ幅が広がったと言えそうです。これらの機能使いこなしについては、おいおいご紹介していきますのでお楽しみに。
ということで、F-02Lにおける、お手軽でちょうどいい撮影体験について、この連載でも追いかけていきたいと思っています。よろしくお願いします。