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ARROWS研究所 第5回

4K動画とはどういうものなのか調べてみた! 続編

どうも!S内です!
第3回で動画のサイズやデータレートについて説明してきましたが、今回は実際に動画を撮影したいと思います。
いつもならI川にお願いするところですが、I川はカメラのセンスがないので、ARROWS研究所研究員の岡Dと一緒に撮影していきたいと思います。

ご紹介頂きましたARROWS研究所研究員(カメラ担当)の岡Dです。
今回はよろしくお願いします。
それでは早速。

今回使用したもの
ARROWS NX F-04G、あと以外と大事なのが、このメガネふき

カメラのレンズに人の脂などが付着しているとフレアが出ることがあるのでメガネふきなどで綺麗にふいてから撮影する事をお勧めします。

あと、前回もお話しましたが、4K動画撮影時には手振れ補正が利用できないので三脚も必須です。色々なシーンで撮影できるように大小の2種類の三脚とスマホの固定器具を用意しました。

また、4K動画を撮影するときは本体保存でもいいのですが、microSDを用意しておくと安心です。
今回は、4つの種類をS内さんが用意してくれました。
何か保存性能の差異があるかもしれないので、後で検証してみます。

ちょっと余談ですが、ClassやUHSスピードクラスのスピード表記は、梱包の箱やカード表面で確認できます。

ClassはC、UHSスピードクラスにはU、そしてその中の数字で見分けがつくようになっています。

では実際に撮影してみます。

研究所内の照明は古い蛍光灯とLED照明の2種類が混在しています。

ご覧のように古い蛍光灯下ではフリッカーが発生してしまっているのがわかりますでしょうか?
人間の目ではずっと点灯しているように見えている蛍光灯も、実は付いたり消えたりを高速で繰り返しているのです。それが写りこんでくるのがフリッカーです。

シャッタースピードやF値(絞り)といった調整機能が無いため、蛍光灯の下での撮影はあまり得意ではないことがわかります。
室内撮影の時は自然光が入る明るい部屋がお勧めです。

続いては外で撮影したいと思います。

S内氏「俺も外行く~」
「I川おまえも行くだろ!」

I川氏「どうせ仕事さぼりたいだけだろ~せこいよな~」

S内氏「I川なんか言ったか?」

岡D氏「まあまあ。2人とも。みんなで仲良く撮影しにいきましょう」
「では、レッツゴー!」

S内氏「えっ 雨降ってんじゃん、さっきまで晴れてたのに…」

岡D氏「雨 雨 雨 雨 ・・・・・」

数日後

S内氏「今日は最高の撮影日和だね~。」

岡D氏「そうですね。では車も用意してあるので早速行きましょう。」

S内氏「岡D~さすが!」
「I川お前運転しろ!」

I川氏「俺、免許もってねーす」

S内氏「つっかえねーな。じゃーいいよ。お前はこれで記録写真でも撮ってろ」

1時間後

景色の良い某公園に到着。

まずは、噴水と木々を撮影してみたいと思います。

S内氏「岡Dさ~ 普通に撮影しても面白くないからさ~ ノーマルとHDR合成と
撮り比べてみてよ」

岡D氏「わかってますよ!もう既にやってますから。」

HDR合成を利用すると、水の質感や木々の陰部分も明るくはっきり撮れています。

その反面、

木々ではHDR合成を利用すると全体的に明るくしてしまうので不自然な合成感が強い動画になってしまいました。個人的には、植物や人物メインの撮影をするときはHDR合成をOFFにしたほうが良いと思います。

次は、水の流れでも撮ってみようと思います。

I川氏「岡Dさん、そこまでするんですか?さすがです。」

岡D氏「良い動画を撮るには、このぐらいはやらないと!」

S内氏「そうだぞ!I川」

I川氏「ってなんでS内さんも入ってるんですか?」
「S内さんはただ暑いから入りたかっただけでしょ」

S内氏「そ・そ・そっんなことないよ」

ちょっと移動して次は有名な像がある公園に。

S内氏「岡Dさ~手持ちでも一応撮ってみてよ」

岡D氏「わかってますよ~今やることろです」

4Kでは手ぶれがひどく、うまく撮影できないですね。手持ちで撮影する場合はやっぱりFullHDの手ぶれ補正モードが良いですね。
このように状況に応じてモードを使い分けることが良い動画を撮る第一歩かもしれないですね。

今度は某橋に移動しました。

ここではパーン撮影(三脚の上で左右に振りながら撮影)をしてみたいと思います。

撮影中にフォーカスを合わせる位置を変えるのでどうしてもキレイに撮れないですね。

こんなところにも行ってみました。

ここでは風がとても強く、スマホを三脚に固定していても風圧でスマホ自体のブレが発生してしまいました。

こんなときは右側をしっかり手で持つとブレがおさまります。

その他にもいろいろなところに行きました。

I川氏「岡Dさん~岡Dさんが一生懸命撮影しているのにS内さん遊んでたんですよ~」

S内氏「お前も遊んでただろ!」
「証拠はあるんだ!」

I川氏「てへっ」

S内氏「かわいくねーよ」

最後はここ!

飛行機がすぐそばに飛んでくるんですよ。

S内氏「俺もう疲れた~」

岡D氏「じゃ~これで終わりにしましょう」

S内氏「やっほーい」

結論

今回いろいろなところで撮影をしてみて、4K動画は三脚を使った定点撮影をするには綺麗な撮影ができることがわかりました。ただし、移動撮影や動きの激しい撮影には4K動画撮影は正直向かないので、FullHDなど撮影モードをうまく利用して撮影をすることをお勧めします。

また気になる電池ですが、100%でスタートをして、夕方には約20%まで電池がへりました。さらに容量ですが合計約35分の撮影で9.5GB使用しておりました。
その為、動画を撮影するときは充電を細目にしてmicroSDを活用すると良いと思いました。

最後に撮影してきたシーンをいろいろ繋いでみましたのでご覧ください!

番外編 microSDの性能を調べてみた

どちらもこま落ちすることはなかったが、苦戦を予想していた屋外がデータレートが高かったのは驚きです。
少し気になるのがフレームレートです。一般的な動画は29.97fps: frames per second(1秒間に29.97枚の静止画)で構成されているのですが、これが29.5fpsになっており、1秒ではごく小さい差ではあるが例えば100秒とかになると2997枚と2950枚となり約1秒半の誤差が発生する計算になるのが少々気になる所です。
種類としては、4K撮影用だからといって高価なUHSスピードクラス3などは買わなくていい庶民にやさしいARROWS NX F-04Gでありました。