arrows MAGAZINE

arrows研究所

2016.03.08 Tue

arrows研究所 第38回

スマホでプレゼンしたい!

僕らは次回のプレゼンに関するMTGを行っていた。
そのとき、事件は起きたのです。
どうもI川です。

その事件というのは、

S内氏:「I川~今度のプレゼンなんだけど、パソコン持って行くの重いからスマホで出来るようにして!」

I川:「えっ」
「なんですって?」

S内氏:「だからパソコン重くて持って行きたいくないからスマホでプレゼンできるようにして」

いやいや、2ヶ月前に重いからとの理由で軽量のFMVのUHパソコンに買い換えたばかりなのに。
これは、空耳か?
いや確かに今重いと言っていた!
1.5Kgが重い?

I川:「あのーS内さん、この前購入したパソコンはそんな重くないんですが…」

S内氏:「いやーカバンにいろんな物が入ってるから重いんだよ!」

どうせたいしたもの入っていないんだから、それ捨てろよ!
って思ったのは僕だけでしょうか?
まあそんなことは言えないので

I川:「じゃーカバンの中を整理してくださいよ!」

S内氏:「いやだ!」

I川:「…」

S内氏:「お前さーarrows研究所だよ!スマホでやらなくてどうするの?」

とまあこんな感じなんですよ。
ふざけてますよね。
でもあの人一度言うと絶対に曲げない人なので、とりあえずスマホ内のデータをテレビに表示できないか試してみた。

まずはMHLケーブル。

これが成功すれば、確かにいいな。
だってケーブルとスマホだけもっていけばプレゼンできるなんて、夢のようですよね~

ケーブルの両端はMHLとHDMIになっておりMHL側をスマホに、そしてHDMI側をテレビに差し込みます。

MHLケーブルは市販でも多く発売されており、かんたんに入手できるのも魅力。

そんな思いもつかの間、研究所にあるテレビでは何も表示されない…

なぜ?
テレビのマニュアルを調べてみてもわからない…
Webサイトで調べてみると、研究所のテレビはスマホからの出力に対応していないとのこと。

次はMHL変換ケーブルです。

これは先ほどのMHLケーブルからHDMIへ変換してテレビ側に映像を送出するものです。
正直見た目はMHLケーブルとほぼ同じですが、少し違うのは電源接続ケーブルがあること。
見た目はMHLケーブルとほとんど一緒なのにこれでできるのだろうか?という一抹の不安が…

接続の方法はMHLケーブルと同様でMHL側をスマホに、HDMI側をテレビに。そしてMHL変換ケーブルを電源に接続。

うぉ~できた~
映ったぞ!

これでS内も納得するだろう!

いやまてよ!
ケーブルだとテレビの近くでプレゼンしなきゃいけないからやだって言いそうだなぁ。

う~ん

岡D氏:「ミラキャスト使えば?」

確かにそうだ。ミラキャストならできるかも。
早速試してみるが、こちらもテレビが対応していないことが判明、プレゼンする場所のテレビも対応していない可能性が高いため、他のものを探すことに。

そして見つけたのが、ミラキャスト・レシーバーだ。
さすがに私も学習をしたので事前にWebサイトでarrows NX F-02Hでも対応していることを確認して購入。

機材は今まで紹介した中で最も多い4つになるが、S内は文句言わないだろうか?

電源用USBケーブルをPOWER部に接続、HDMIケーブルをHDMI OUTに接続しその反対側をテレビに接続。
ここで朗報!
テレビにUSB端子があればそこからの給電ができるので1つ持って行く物が減りそうだ!

接続を終えるとテレビ画面に以下のようなメニューが表示。

次にスマホとレシーバーを接続。
「設定」→「画面のキャスト」→「ON」


そうするとテレビに「Miracast対応機器と接続しています」と表示。

少し待つと。

よっしゃ~
テレビに表示された~!

コードレスだから、離れたところでも快適に操作できる。

実際に10mぐらい離れたところでも操作できたので、広いプレゼン会場でも問題なくできそう。
これなら、S内も満足してくれるだろうと思い、意気揚々とS内に報告しに。
S内も報告聞くなりノリノリで試しにきた。

S内氏:「これテレビで操作できそうじゃん」

と一生懸命テレビ画面を操作。
できるわけねーじゃんと思いながら見ていると、今度は大画面でゲームを始める始末。

ってかスマホを見てゲームするなら意味ないじゃん。
と突っ込みたくなるような状況に。
ひととおり楽しんだあといきなり

S内氏:「I川でかしたぞ!」
「よく頑張ったお前にはこのパソコンをあげよう」
「俺はもうこのスマホで大丈夫だから」

I川:「まじですか!」
「ありがとうございます!」

数時間後S内にもらったパソコンで仕事でもしようと思い、パソコンを開くと。

I川: 「んっ」
「なんだこれ」

I川: 「壊れてんじゃねーかよ」

S内は、パソコンを壊してしまったから、スマホでプレゼンをしたいってわがままを言っていたらしい。
ちきしょ~
やられた~

総評

テレビにスマホの画面を映すのは結構簡単にできます。また、ミラキャスト・レシーバーを利用すれば、テレビと離れたところでも操作ができるので、プレゼンでも快適に利用できそうです。